AU | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















過去の事を聞かれて、正直に答えたら

周りは少し驚いてた



俺は驚かれたことに驚いてて

少しだけ変な空気になったんだ



あの時は若かったからさ

正直に言ったほうが面白いかな?って判断しちゃったんだよね

で、すぐにやっちゃったかな?って思ったけど

空気が空気なだけに手軽なオチも言えなくて、笑いにも変えられなかった



そしたらさ、ずっと黙ってたあなたが言ったんだ

どう考えてもあなたらしくない言葉で



あの時、たくさんの人に囲まれてたね

あれは仕事だったから、人に囲まれてたのは当たり前なんだけど




あの瞬間から、あなたは私の英雄です











少しだけ…



ほんの少しだけ無理してる

それが無理だって自覚がないほど

ほんの少しだけ




「撮影もそろそろ中盤かな?」



折り返すと、あとは終わりに向かっていくのみ


出番表の枚数も減っていくのが目に見えて分かるから

体力的にはキツイけど、気持ちは楽になる



だから折り返す手前


ここが一番しんどい



小さな小さな無理だけど、塵も積もればなんとやら



新しいことに挑戦したい気持ちが高まってたことは知ってたし

やるからにはとことんやる人だし

本人がやるって言ったことを否定する気なんかない



だから、そんなあなたを支えるのが、ワタクシの役目






「そろそろ来るかなぁ~」



時計を確認すると



ピンポーン

「来た」



計ったようにチャイムが鳴った



ピンポーン!



誰がどんな押し方をしたって音色に違いはないはずなのに

あの人が押す時だけはモニターで確認しなくても分かる



ピンポーン!!



しかも、押す感情までもが分かる気がする




「どぞ~」




解錠して、玄関で待つ



エレベーターのボタンを連打

階数を連打

指定した階に着くと、なぜか開くボタンを連打



「あははっ そんなに押したら壊れるって~」



想像だけど、想像通りでしょ?

いつもは軽やかな足音に濁音がついますよ




部屋の前、インターホンが鳴る前に



ガチャ

「いらっしゃい」



迎え入れた

















つづく