トワトハ・部長's episode5 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「したい」と言うニノにゲームを提案する



お偉いさんが綺麗なおネーちゃんとこれを楽しそうにやってるのを見てて

ニノとだったら俺の圧勝だろうなって思ってたやつ



だってニノの身体だよ?

目を閉じてたって、ニノが溶ける箇所を全部当てられる




ピクンッピクンッと跳ねる身体をなんとか隠そうとする仕草がすごく可愛い

だけど、今はしないよ



予想通り俺の圧勝で、先に風呂を出た





ニノが出てくる前に支度を終えようとスーツを着込む


ドライヤーを探して何気なく振り向いて、ギョッとした



「すごい造りだなぁ」



灯りが入る前はただの壁に見えたのに

向こう側が明るくなると、風呂全体が透けていた




湯船から上がったニノは


膝をついて、足の間にシャワーを当てて

唇で、俺を呼んでいる




「ここに居るよ」



壁についていた手に手を合わせたけど、ヒヤリと冷たかった



「体温…分からない…」



離れるってこういうことだ



呼ばれても、聞こえない

呼んでも、届かない



こんな壁とは次元の違う距離



「ごめん…ごめんね」



俺がもっと強ければ、どんなことがあってもニノと生きていけるのに







「じゃぁ…行くね」



ドアを開けようとして、足が一歩踏み出した



「待って!」



その背中が消えてしまいそうで、慌てて引き留める




離れていかないで…




「今日はニノを抱きしめて寝るんだから」



ニノを抱きしめてないと上手く眠れないんだ

怖くて、寂しくて、眠れないんだ



だから今夜は、俺の隣に居て欲しいんだ






少し時間を空けて大通りへ向かった


停まっているタクシーの中に、ニノが見える



「可愛いなぁ…」



あの可愛い人

俺の恋人なんです



ほら、見てください


俺を見付けたら、嬉しそうに微笑んでくれてるのが、見えますか?



誰でもいいから、あの可愛い人と共に生きていける術を、俺に与えてください






マンションに着いてすぐに着替えてもらう



これでいつ寝ちゃっても大丈夫だからね




今夜一緒に過ごせるか分からなかったけど、内示が出るタイミングで祝杯を用意してた

ニノが好きそうなシャンパンと、それに合う苺



本当なら同棲決定を祝う会にもなるはずだったのにな…




「大野さん…ありがと…」

「おめでとう、ニノ」



ニノは、すごく嬉しそうに味わってくれて

俺にぴったりくっついて



「へへ…ありがと…」



寄り添ってくれた



…と思ったのも束の間で、俺よりも興味がある金の話を始めた




これがその三倍はするよって言ったら、もうそれしか考えないでしょ

俺のことなんか頭から追い出すでしょ



こうして隣に居られる夜は無くなるんだから


今は、俺だけを感じてよ…

















つづく