トワトハ・部長's episode3 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















目が覚めると一番先に、この腕の中にニノが居るかを確かめて


少しでも隙間があるとフッと居なくなってしまう気がして、強く抱きしめる



俺は怖いんだろうな



分かってるんだ

この腕で守りたいって思っても、守られているのはいつも俺のほうだってことを




覚えておかなくちゃ…



たくさんのニノを、この腕に、この身体に


五感の全てに染み込ませておかなくちゃ…





寝てる振りしてニノを感じてたら「挿れちゃダメ」と言われてしまった

そして、今にも繋がろうとしていた俺を握られる



「…くっ…ん」



腰が溶け落ちるような快感が広がる



「あ…はっ…」


「もう…意地悪しない?」



楽しそうに目を細めて、ニノの手で感じてる俺を見上げてる



俺と居る時だけしか現れないニノ



また新しい一面を知ることが出来た




これもちゃんと覚えておかなくちゃ…





治まることの知らない欲は、ニノをトロトロにしていた



これを繰り返せば、俺と離れるなんて不可能になるかな



俺がニノから離れられないように

ニノも俺無しでは生きていけなくなるのかな



何者にも左右されない自由な場所へ行きたいな…






会社へ近付く頃には、ニノはすっかり元通りになっていて

俺が居なくても大丈夫だと、きっぱりと言い切られてしまった



出社してすぐに上へ呼ばれる



可愛い顔したニノに見送られて、あの返事をするためにドアをノックする




大きな人事異動へ向けて、歯車が動き出した











上から順に出されていく内示



ニノへ送られたのを確認してから、すぐに携帯を取り出した




プルルー プルルー

何度呼び出しても出ない



会社は出たはずだから、同時に昇進する翔くんとお祝いしてるのかな?



番号を変えて掛けてみると、すぐに出てくれた



「昇格おめでとう」

『あざまーすっ』

「ニノと一緒?」

『そうですよ、来ます?』

「行く」




個室へ案内してもらって中へ入ると

ニノが土下座をしていた



「…なにこれ、罰ゲーム?」



いつか俺が側に居られなくなった時の為に、翔くんに頼んだことがある

二人の関係を隠すつもりもなかったから



だけど、それをニノに言うつもりはなかった




「ニノが不安になるくらいなら、立場なんて要らない」

「そんなのやだ!大野さんの負担になるくらいなら…」



責任を感じて、こうなるって分かってたから




大丈夫だよ、ニノ

翔くんは言わないし、他の人にバレることなんてないから



だって俺は、ここを離れるんだから

















つづく