部屋の外・20 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「画面は見てもいいよ、ちょっと覗いたところで真似出来るようなもんじゃないし

あと、大きな音を出さなければ自由に動いて大丈夫だから」

「ご飯は?」

「サトシが食べて」

「カズは食べないの?」

「それ、冷めても美味しいから」

「一緒に食べようよ」

「要らない」

「なんで?」

「なんでって…

…胸が…いっぱいでさ

なにも食べらんないよ」



仕事モードになって、テキパキと準備をしてたのに

急にカズになった



「あのさぁ」

「ん?」

「その可愛いの、抑えてくれない?」

「…は?」

「あそこに連れ込んじゃうぞ」



給湯室を指差す



「なっ…馬鹿なこと言うな!」



ぷいっと顔を逸らされたけど、身体はもじもじしちゃってる



照れてるんだ?

うんうん、分かってきた




「ご飯食べたら、あっちの壁際に居るね」

「だから見ても平気だって」

「集中したいんでしょ?

カズの近くに居ると浮かれて騒いじゃいそうだから、あっちで静かに待ってるよ」

「…ありがと」

「頑張って」

「うん」



何回か大きく息を吐いて、顔をぺちぺちっと叩いて

小さな手がキーボードの上を滑り始めたのを見届けてから、壁際の椅子へ戻った











べシッ!



「い゙っ…」



頭に衝撃を感じて、目を開けた



「なんで泣き腫らした顔してんですか?」

「ん~…?」



椅子を並べて、その上で横になって

仕事するカズの後ろ姿を眺めてたら、いつの間にか寝てたみたい



「んーー!」



伸びをすると、窓から光が射し込んでいた




「智くん、答えてください」

「…あれぇ?翔くんだ、おはよ~」

「あれから連絡無いから心配になって早めに来てみたら

カズは顔がぱんぱんになってて、あなたは呑気にグーグー寝てて

なにやったの?なにやってんの?

無理強いすんなって言ったよね?!」



目覚めから怒られてて、状況を把握しかねてると



「翔ちゃん…違うから」



視界にカズが入ってきた

















つづく