部屋の外・17 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「ん゙っ…ふ…ぅ…」



角度的に、腰の下までしか映らないんだって



「んんっ…んっ…」



さらに冷蔵庫の横に入れば、靴までしか映らないんだって




「ぁ…んっ…ん゙っ」



給湯室の奥


熱い息が籠ってる



加減しようと心掛けてた、優しくしようって



だけど、熱い唇が吸い付くようで

絡む舌も、溶け合うようで

それがどうしようもなく頭を沸騰させた



カズとするキスは、どうしても強引になっちゃうなぁ…




「ん…はぁっ…ぁ…」



糸を引いて離れた唇は、俺で濡れてた




艶やかな深紅だ





「カズ」



やっと触れることが出来て、もっと奥まで味わいたくて

もう一度唇を重ねようとした時



「…サトシ」



ポツリと、呼ばれた




「…なに?」

「…ごめんね」

「なにが?」

「ROUGE…俺が作った」

「うん」



凄い才能だよ

それを作ってくれたから、こうしてカズと出会えたんだ



「サトシの…その…運命の人…

あのね、わざとじゃないんだよ、俺が操作してサトシは俺としか出会えないようにしたとかじゃないんだよっ」

「…うん?」

「がっかりさせて、こんなのと…だから怒ってくれてよくて、でも俺はっ…」



言葉が切られて、カズは俯いた



「カズ?」



濡れた深紅が震えてる



「もう…会えなくても…

俺はサトシから…いっぱい貰ったから…だから…」



だから、これで満足って言いたいの?

もう会えなくてもいいって?



なにそれ、意味分かんない




「だったら、なんで泣いてんの

なんで抵抗しないでキスされてんの?

なんで顔真っ赤にしながら、気持ち良さそうに舌絡めてんの?!」

「…あっ…ごめ…」



腕で顔を覆って、この狭いスペースで、俺から逃げようとした



「隠すな!」



両腕を捕らえて、壁へ張り付ける



運命だって言ったでしょ


糸を辿ったらカズだったんだ



「好きなんでしょ」

「……ぅ」

「俺は、カズが好きだから、会いに来たんだよ

好きだから、キスしたの

好きだから、キスの先もしたくなるの

出会えて嬉しいから、ROUGEを作ってくれたカズに感謝してる

カズも俺のこと好きって想ってくれてたらいいなって思ってた

ってゆーか、好きだろ、俺のこと

なぁ、言えよ、カズ」

















つづく