続・傘を持つ豚9 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「うっ…う…」

「泣かないでよ」

「ニノ…酷い…」

「ごめんね?」

「う…ぅう…」



家に帰るまで、ずーっと放置された



頭にはピンク色の濃い靄がかかり続けて

もうパンク寸前だった




「も…やだ…」


「ごめん、キミに…嫉妬してた」

「…やっ…ぁんっ」



急にしょぼくれニノに戻ったと思ったら

指を這わせて、待ち望んでいたキラキラの続きを始めてくれた




「…ぁ…あ…あっ…」


「羨ましかったんだ」

「…なに…が…」

「俺よりも大切なキミのことが」



昨日のような反応を試す触り方じゃない

意地悪して焦らす触り方でもない



「俺も…大野さんの大切な存在になりたかった…」



…泣いてるの?



「大切な存在だよ…


あっ…大切…だよ…ニノ…」

「大野さんの顔で、大野さんの声でそんなこと言われたら


本当にそうかもって…思っちゃうね」




ずっと寂しかったのかな…



しょぼくれた顔したニノが、本当のニノだったのかも


俺も…まだまだだなぁ…





「ぁあん…くっ…ああっ…」



とても優しく触れられて

急所から勢いよくぴゅぴゅっと飛び出した



「んふ…はぁっ……ふぅ~」



よし!とってもスッキリだ!



今度こそ任務だぁー!





「はい、服」

「え?返してくれるの?」

「風邪ひかれたら困るしね」



なんだよ…急に性格まで優しくなりやがって



「もういい、このままで」

「変態に見られ続けちゃいますよ?」



雰囲気と態度がころころ変わる



本当のニノはどこにいるのか俺には分からないけど

寂しいってのは当たってると思う



「ニノの気分がアガルならいいよ」

「…キミは優しいね


大野さんだからかな?


大野さんは、優しいもんね」




指の傷は、もうすぐ完治する

綺麗に元に戻ると思う



だけど…このまま終わるなんて納得いかない





「ねぇ、ニノはお酒飲まないの?」

「飲むよ」

「俺が来てから飲んでないじゃん」

「お酒飲むと血圧上がるから、血の巡りが一時的に活発になるんだよ」

「だから?」

「だからぁ、そうなると傷に負担かかるでしょ?

キミの任務、大変になっちゃうでしょうが」



初めから俺の事、考えてくれてたんだ…



分かりづらい優しさだなぁ



そういえば傷の治りも早い

ずっと大切にしてくれてたんだね



うん、このまま消えるなんてやっぱり嫌だ!

















つづく