続・傘を持つ豚7 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「ニノ?」

「は~い」

「なんかいい事あった?」

「いい事…?そうですね、ありました」

「朝から楽しそうだもんね」

「確かに楽しいです」

「ニノが楽しそうだと、俺もなんか楽しいっ」




ここは、ニノの仕事場

隣に来て話し掛けてきたのは大野サン



傷は綺麗に治っていて、俺が居なくてもキラキラな顔で笑ってた



ほらね!俺が言った通りじゃん!





「……ニノ」

「はい?」

「……ニノってば」

「聴こえてますよ、なんですか?」

「……服、返して」

「そんな小さな声で話さなくても、俺以外には聴こえないんでしょ?」



それはそうだけど…

こんなこと大きな声で言うの恥ずかしいじゃん!



「もう服返してってば!」

「ごめん、家に置いてきちゃった」

「えーっ?!」



脱がされたまま消えた

戻ったら復活してるかと思ったのに

下の服は無いままだった


だから、朝からずっと返してって言ってるのに

意地悪ニノは一向に返してくれる気配がない



傷を治す為に張り切って戻ってきたのにーっ!




「風邪ひいたらどうすんだよ!」

「ひかないでしょ?そういう概念ないよね」

「うっ…ひかないけどっ!

気分的に!風邪ひきそうなの!」



しょぼくれニノは、もうどこにも居ない



「いい眺め…気分アガル~」

「変態めっ!」

「今頃気付いたの?」

「し…知ってたよ!」



片方の口角だけ上げて、大野サンには見せないであろう意地悪顔で笑いやがって…


なんなんだよもー!





「ニノ、その傷どうしたの?」



あ!大野サン!



「すっごく痛そうだけど…」



もー!こいつ叱ってやってよ!

ニノってば無駄な仕事増やして俺をいじめるんだよ!



「あぁ…これね、知らぬ間に出来てた」



なんだとぉー?!



「知らぬ間って…気を付けないとダメだよ

大丈夫?痛くない?」



意地悪なニノに比べて、大野サンは優しいなぁ~



「大丈夫、痛くないよ」

「もしかして…妖精、居る?」



居るよ!ここ!ここだよっ!大野サーン!



「どうかなぁ~、大野さんみたいに純粋じゃないから、俺には見えないみたい」




うーそぉーつーけぇーーっ!!

















つづく