僕の手を・24 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「…なんで?」

「いいから、入らないで」




今さっきの話だよね?

俺の近くに居たいって言ってくれたのは



付き合ってくださいって言って

そうしましょうってなって

やっと二人で進めるんだなって思ったのは、ついさっきの出来事だよね?



それなのに、今はもう近付くことさえ許してもらえないの?



…寂しいよ

せめて、顔だけでも見せてよ




「電気つけても…」

「つけないで!!」



また背中越しの拒否




…こんなんで、これから上手くやってけるの?



ここにある不安

そこにある不安



たくさんの不安に、心が負けてしまわないように

ちゃんと伝えよう



「顔見て…話したいな

だから部屋明るくしたいんだ」



大野さんにもきっと理由がある

それを聞いて、二人で進んでいきたいから




「…電気、つけていい?」

「嫌だ…今は無理、早く帰ってほしい」



拒否かぁ…



理由も聞かせてもらえないんだ




「分かった…勝手にあがってきてごめん

玄関の鍵、ちゃんと閉めてね

…じゃあね」




リビングには、冷めたコーヒーが二つ



これは、今の俺達?

それとも、これからの俺達?



明日、どんな顔して会えばいいんだろう



本当にこのまま帰ってもいいのかな…




「迷うな」

…うん



「進め」

うん




「大野さん!」



寝室のドアを全開にして、壁に手を這わせて、照明のスイッチを押した






パッと明るくなった部屋

大野さんはベッドに手を伸ばして、シーツを自分に巻き付けた



身体が隠される前、一瞬だけ見えた

服を纏わない細い腰と、小さな尻



「…大野さん」

「こっち来ないで!!」



言葉は強い

だけど、震えてる



「見せて」

「やだ!」

「見せてっ」

「やっ…」



近付いて、シーツを剥ぎ取った

















つづく