血炎・30 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「気持ちいい?」


「…ぁ…え?」

「気持ちいいのか、気持ち悪いのか

教えてくれないと練習にならない」



気持ち…悪くはない


あちこち熱いし、痒いような、ムズムズするような…変な気分だから




「気持ち…いいです」

「ここは?」



ちゅる



「んっ…気持ち…いいです」



ちゅっちゅるっ



「こっちは?」

「はぁっ…ぁ…気持ち…いい…」




身体の至るところに熱い唇が這わされて

その度に感想を聞かれて

全てに「気持ちいい」と答えてしまった



俺の身体って普通じゃないのかも…



こんなんじゃ練習にならないかもしれない



また役に立てなかったら

今度こそ、嫌われる…



「ぁ…はぁ…」



だからちゃんと、大野さんが練習出来るようにしたいのに

もう熱くて堪らなくて、仰向けだった体勢を少しだけ横に向けた



…ん?



なにかが腹に当たった



ぬるっとしてる…


…熱い…なに?



頭を持ち上げて確認すると、自分だった




「…えっ…なんで…」



こんなに太くて、こんなに上を向いてて

先から液体が溢れてる



なにこれ…

気持ち悪い…



見たこともない自分をなんとか鎮めようと歯を食い縛ってると

大野さんが服を脱いでる気配がした




「腰…穴…解さないと…」



自分がどうなってるとか、そんなこと気にしてる場合じゃない



いくら練習だと言っても、大野さんには気持ちよくなってもらわなくちゃ…



そうしたら、もう少しだけ


ここに居られるかもしれないから




もっと…


ちゃんと…頑張らなくちゃ…





「…ん」



うつ伏せになって、腰を持ち上げようとすると

白いシーツから、明かりの無いなかに浮かぶ大野さんの姿に視界が変わった



「前からする、解すのも俺がやる」



…そうだ、この前自分でやろうとしたら血が出ちゃって

大野さんのやる気が失せちゃったんだった



「…お願い…します」



膝を立てて、足を開いた




…あ!


さっきの気持ち悪い自分が、大野さんに見られちゃう


あんなの見たら大野さんのやる気が削げるかもしれない



急いで腕を伸ばすと、それよりも早く、大野さんが俺を握った

















つづく