トシコシ・2 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。



こちらのお話は『トナリデ』続編です。





















「ニノ」

「はいっ」

「チームの年末年始のスケジュール、固まりそう?」



今年も仕事終わりが見えてきた



「はい、生産ラインが止まるので比較的きっちりと

明日には提出します」

「ニノは?休めるの?」

「皆よりは少し長く会社に来ますけど

適度に休めると思います」

「実家には?」

「今年は帰らないですね~

完全な寝正月になると思いますよ」

「そっか」

「部長も仕事、ほどほどにね」

「うん」



ニノは、軽やかに笑って部長室を出ていった




寝正月か…



なるほどね

それは楽しみだ
















ピンポーン



「誰だよ…」



昨日やっと仕事を納めて、今日から冬休み



昼まで寝て、掃除して、少しだけお酒を飲んで、ゲームして

今はこたつで年末恒例の特番を見ながらダラダラしてたのに




ピンポーン



面倒臭い

居留守使ってやれ




ピンポーン



「……」



ピンポーンピンポーンピンポーン



…うるせぇー!!


なんだよ、誰だよっ




「…はぁい」

『お届けものです』



こんな年の瀬に宅配?



今年は帰らないって言ったから、おふくろがなにか送り付けてきたとか?

まぁ、それはそれで嬉しいな









「お待たせしま…」

「ただいま」



「……へ?」



「お邪魔します」

「ちょっ…え?!大野さん?!」



玄関の外で白い息を吐きながら立っていたのは、大野さんだった




「…なんで?!大野さんっ仕事は?!」



大野さんがここに居ることに、現実感が全くない


だって、年末ギリまで仕事だと思ってたから




「仕事、出張、付き合い、接待、全力で片付けてきた

年末はニノとゆっくりしたくてね」



恋人の急な訪問にわたわたしている俺を余所に

にこやかな顔で部屋の中へ進んでいった

















つづく