15周年の秘密・ニノ's heart7 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。



こちらのお話は『15周年の秘密』番外編です。

















大野さんは、俺に手を引かれて


何も言わずについて来たものだから

俺はきっと調子に乗っていたんだ


ベッドルームに入ると

大野さんは、固まってしまった



俺の手を離すのが怖いって

大野さんの手から伝わって来る



「…怖い?」

俺が聞いたら首を横に振ったけど

やっぱり怖いよね…


俺も大野さんが傷付くのが怖いよ



「……やめる?」

少しでも迷ってるなら、超えるべきじゃないから

俺は、大野さんに委ねた



でも狡いかな…本当はやめたくないんだ

大野さんを俺のものにしたい

大野さんが泣き叫んで、傷付いて、後悔しても

俺のものにしたいよ



…でも、それは違うよね



はらはらと涙を落とす大野さんを

これ以上苦しめないように



…これが大野さんに触れる最後だね



俺はそっと額を寄せた



あなたは戻れるよ

だからもう泣かないで…




大野さんが俺の手を離して

距離を置いた



…あぁ幸せだったなぁ

ずっと一人で想い続けて

ずっと一人だったけど

この数日は夢のような時間だった



大野さんが俺を見てくれた



それだけで

もう充分だよ…



「…戻ろっか」

笑え!

全力で笑え、俺!

後悔も、重荷も、ほんの少しの苦しみだって大野さんに背負わせるな!


俺がベッドルームから出ようとしたら

大野さんが涙を拭って

物凄い勢いで服を脱//ぎ初めて

あっという間に真っ//裸になったと思ったら

これまた物凄い勢いで俺に抱き着いてきた

「ぅ…わっ!」

俺は体勢を崩して

二人してベッドへと倒れ込んだ



「お、おおのさん?!」

いったい何事かと俺が固まってると



「やめ…ないっ」



大野さんが「やめない」って言ったんだ



ははっ

やっぱり敵わないなぁ、この人には


「……よかった」



心が震えて

愛しい人を、抱きしめた




大野さんの少し早く打つ鼓動は心地好くて

あ~こんな布越しじゃなくて

俺も服//脱いどきゃよかったな…なんて思いながら優しく抱きしめてたら

指先に触れる滑らかな大野さんの素肌がぴくんと動いて

ぎゅっと腕に力を込めて、抱きしめられた


…そんなことされたら、食べちゃうよ?


大野さんをクルッとひっくり返して、仰向けにさせた















つづく