15周年の秘密・ニノ's heart9 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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※BL妄想日記です


苦手な方はお気を付けください。



こちらのお話は『15周年の秘密』番外編です。





















ヤってません



そして



イってません




…俺は一体誰に言ってんだ




繋がった瞬間、大野さんは意識を飛ばしてしまって


「えぇーーー?!」


それが正直な感想だったわけだけれども…



俺ももう泣くわけでもなく


意識のない人を揺さぶることもせず!



そっと、ね


抜きまして


自己処理いたしました…




…大野さんのバカぁ




まぁ俺も、抑えきかなくて


大野さんに無理させてしまったので


お楽しみは、また今度ってことで


いいんです!




…でもね?



やっぱり服、脱いどけばよかったなって


それだけは悔やまれて



素肌で抱き合いたい願望だけは


叶えさせていただこうと



もともと真っ裸の大野さんの横に


おれも念願の真っ裸になり


愛しい人を抱き締めて


眠った






……って、寝れるかーーー!!




無防備なこの人を横に


健やかに眠れるわけもなく…


ここぞとばかりに


顔をつんつんしてみたり


鼻を擦り合わせてみたり


かる~く口付けしてみたり



…軽くよ?軽く!!



決して寝込みを襲//おうとなんてしてないからね?



…いや、だから、俺は誰に言ってんだ?って…怖いよ



違うんだよ、独り言でも言ってないと


俺が元気に上を向くから!


もはや無意識に襲//うから!



逃がしてるのよ、そういうの…




こうやって俺が悶々としてたなんて


全く知らない大野さんが


健やかなる目覚めを迎えた



思っていた以上に無理をさせていたらしく


「おはよう」もまともに言えないほどに


身体が痛む様子で


でもそれも可愛くて仕方なかった



夜のことを突いたら


顔を真っ赤にさせて


なんかもう可愛いことを連発していて



今すぐ食べてやろうか!このやろう!



…とゆうのは心に仕舞っておいて


「昨日は優しく出来なくてごめんネ?」


大野さんを優しく撫でた




「ニノは…気持ち良かった?」


そう聞かれて


「イカなかった」なんて言えるわけもなく


精神的に?気持ち良かった?


うん、間違ってないけど


なんかこれも不安にさせそうだし


このまま黙ってるのも不安にさせるだろうし…



案の定、大野さんが不安げに見上げてきたから


ここは態度で示した方がいいなと思って


おでこにチュッとキスをした



…近いうちにリベンジしよう


うん、そうしよう




「もう少し眠ったら?


身体もまだ辛いでしょ」


そう言って大野さんを引き寄せて腕の中に包んだら


さすがに俺にも眠気が襲//ってきた



「…ニノぉ」


眠そうな声で呼ばれ


「なぁに?」


目を閉じたまま返事をすると


「……たいへんだぁ」


何か、これからのことで、不安になったのかと思って


「…何が?」


心して聞き返すと


「また…ひみつ…できちゃっ…た…」


大野さんは、眠りに堕//ちる呼吸のまま


「…せっかく……みんな……ばくろ……」


ポツリポツリと言葉を置いた



「…イヤ?」


嫌だと言われても、もう離す気はなかったけど


「……うれ…し…」


そう言って、大野さんは寝息を立て始めた



ははっ


やっぱりこの人には敵わないな



「…好きだよ、大野さん」




15周年を迎える年の初めに


俺は幸せの中で


愛しい人を胸に抱えて


眠りに落ちた





















終わり