15周年の秘密・11 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















紅白のリハは、やはり怒涛のスケジュールで


深夜に帰宅すると、憔悴しきっていた




心を通わせた、幸せなあの日



恥ずかしげもなく目の前で達し


荒い息をさせてぐったりしていたオイラに


「続きはまた今度にしよ?」


ニノはにこっと笑って言った



「…でも…ニノは…?」



せっかくニノの気持ちが聞けて


存分に想い合えるのに


オイラだけ気持ちよくしてもらうのは嫌で


「ニノ…も…」


手を伸ばしたんだけど


「だーめっ」


その手をペチッと叩かれてしまった



「あと三時間でお迎えが来ちゃうんですよ?


今から始めたら、時間が気になって集中出来ないでしょうが」


そう言ってニノはふふっと笑い


「それに明日からマジ大変だから、これは寝ないとさすがにもたない…」


と眉間にシワを寄せた




ニノの忠告通り、あの時少しでも寝ておいて正解だったけど


「また今度」が、いつなのか


ものすごく気になって


一人でにやにやしたり、そわそわしたり、もじもじしたり…していた













紅白が無事に終わり、凄い数の人と挨拶をし続け、


知らぬ間に年が明けて


恒例の初詣を済ませると


「じゃあ今年もよろしく~」


みんなは口ぐちに言いながら


それぞれ帰って行った




オイラはいつニノが帰ったのかも目で追えず


ちゃんと「明けましておめでとう」も言えなくて


なんだかすごく寂しくなった






一人タクシーに乗って、シートに身を埋めながら

この数日間、いつでも全く態度が変わらなかったニノを思い返し


「…逢いたいなぁ」

ぼそっと呟いた




深いため息をついて、何気なく携帯を見ると


メッセージが届いている



年が明けてから頻繁にあけおめメールが届いてたから


みんな律儀だなぁと、一つ一つ読み始めると


最後のメールはニノからで


シートからガバっと起きあがった




「お、お客さん?大丈夫ですか?」



運転手さんをびっくりさせてしまったらしく


「大丈夫ですっごめんなさい!」


そう言って、急いでメッセージを開いた



『今からウチに来ませんか』




オイラはすぐさま、運転手さんに行き先の変更を告げた
















つづく