にのさかクリニック公式ブログ、略して「にのログ」
院長二ノ坂 建史です。
先日、このような講演会で座長を務めました。
BPSDとは、
Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia
の略で、「認知症の行動・心理症状」と訳されます。
また、認知症の「中核症状」と区別され「周辺症状」と称されることもあります。
僕は認知症の専門家でもないし、
もちろんBPSDに詳しいわけでもないのですが、
何のご縁か、座長の依頼を頂きました。
座長と言うと、なんだか大層な役のようですが、
最初に演者の先生の紹介を主とした前振りをして、
講演の終わりには質疑応答を仕切り、まとめに持って行く、という感じです。
僕は、特にこの後者が大事だと思っています。
講演や発表に対して質問が挙がるというのは、
興味を引く内容であることの証ですし、
聴く人が集中して聴いていたことの証でもあります。
僕が医師5年目で救命センターに勤めている時、
当時の上司の教えのひとつは、
「学会や勉強会に行ったら、必ず1つ質問しなさい」
というものでした。
この一言は僕の中にずっと残っていて、
振り返ると、そういう場に出た時には、
できるだけ自ら手を挙げて質問するよう努めてきました。
僕は、何もなければ自分を甘やかしてしまうタイプなので、
この上司の教えを自分の中で“強制力”にして、実行してきました。
それのおかげで今があります。
というわけで、座長を務めた今回、
演者の先生にお渡しする前に、この旨をお話ししました。
私が医師年数が若い時、当時の上司から、
「このような勉強会や学会に出た時には、必ず1つ質問しなさい」
と教えられました。
私はそれをできるだけ実践してきました。
絶対何か質問する!という気持ちで聞いていたら、
自ずと身の入り方が違ってきます。
本日も、会場の皆さん、オンラインの皆さん、
是非“必ず1つ質問する!”という気持ちで聴いて頂き、
質疑も充実したものにしたいと思います。
結果、講演の後、会場からお1人質問してくれました。
1人だけでしたが、0とは大きな違いです。
座長としては、ほっとしました。
ちなみに、質問してくれたのは、
僕の前置きの話の時にウンウンと大きく頷いてくれていた方でした。
会の終わりには、質問のお礼を含めてご挨拶しました。
こういうの、大事です。
というわけで、座長の務めをひとつ、終えました。
なんと、もう少し後にもまた座長の依頼を頂いています。
なぜ僕に?とも思いますが、
「学会や勉強会に出たら必ず1つ質問すること」を実践してきたことと、
無関係ではないのかもしれません。
今は亡き上司の教え、生きてます。



























