最近読んだ本。
- 「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか/石飛 幸三
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職業柄必然的に、他の職業の人よりも 「死」 に触れる機会は多い。
ただ、身近な人の死に触れる機会が必ずある、
そして自分自身がいずれ死を迎えるという点で、他の人と違いはない。
この本は、医療従事者だけでなく、すべての人に読んでほしい。
医学的な難しいことはほとんど書いてないし、読みやすいです。
「できる限りのこと」 として、
胃婁を造り、気管挿管、気管切開を、人工呼吸管理を・・・
というのが、必ずしも死にゆく本人を満足させるわけではありません。
医療側からみた 「できる限りのこと」 イコール 「最善」 とは限りません。
家族の死が近づいた時、あなたはどうしますか?どうしたいですか?
あなたは、どのように死にたいですか?
医者になって二年強。
いろいろな 「死」 に触れ、思うこと。
「死」 を、もっと身近なものとして考えておいた方がいい。
自分の死、家族の死について、もっと話をした方がいい。
これは決して不謹慎なことではなく、とても大切なことだと思います。
生まれ、育ち、入学、卒業、就職、結婚、子を授かり、子が生まれ、育ち・・・
そんな人生のイベントひとつひとつと同じように、
「死」 も自分の人生のひとつの、そしてとても大事なイベントとして、
積極的に考え、イメージし、家族や身近な人と話し、その意思を共有すること。
これはとても大事なことではないでしょうか。
自分の人生は、最後まで自分のものです。
自分が生きる、生きてきた人生の中で、
「死」 だけが人まかせ(家族まかせ、医療者まかせ)になるのではなく、
他の大事なイベントと同じように、自分自身のものとして考えてほしいと思うのです。



