ベトナム在住の
ヒプノセラピスト・作業療法士の
二宮和加子です![]()
8月中旬から10日あまり・・
日本へ一時帰国していました。
約3年ぶりの日本でした。
一時帰国の目的は
主催のヒプノセラピー講座
「悲嘆療法プロコース7日間」の
後半4日間を受講するためでした。
(前半は7月にZOOMにて受講済み)
講座が終了した後に
故郷に帰りました。
高齢の両親に会うため、
そして実家の庭に眠る
亡き愛犬・珀(はく)と
話をするためです。
7月にZOOMで受講した
悲嘆療法プロ講座(前半)の中で
行われたデモセッションで
珀と再会しました。
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悲嘆療法とは
死別や離別などによって
二度と会えない家族や友人、
ペットと催眠状態で再会し、
伝えたかったことや
訊きたかったことなどの
未完のコミュニケーションを
完結することで、
心の傷を癒していくセラピーです。
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約3年前に家の前の川が氾濫し、
実家が床上浸水の被害を受けました。
私は復旧作業のために
急遽、帰国しました。
そしてハノイに戻る日、
私は珀と会話し、
彼にあるお願いをしました。
その後、コロナの問題が起こり、
帰国することができず、
この時が彼との最後の会話になりました。
去年8月、珀は永眠しました。
彼にお願いして良かったのか?
私はずっと自分を責めて
後悔もしていました。
村井先生の悲嘆療法
デモセッションで
珀に尋ねました。
珀の答えは・・・
両親は白髪が増えたり、
動作も少しゆっくりに
なっていたりしましたが
元気に暮らしていました。
感謝![]()
床上浸水した家の修繕も完了し、
きれいになっていました。
高齢の両親が、住みやすい家に
リフォームした部分もあり、
それは良かったと感じました。
被災当時、がれきが
散乱していた庭は整備され、
庭木も元気に育っていました。
被災当時の庭
珀はしだれ梅の木の下に
眠っていました。
珀に話しかけてみました。
「ただいま。帰ってきたよ。
いつも見守ってくれてありがとう」
「・・・・・」
返事は聞こえませんでした。
両親が珀の祭壇を作っていました。
いつも珀がいた場所には
ぬいぐるみが置かれていました。
母が珀の身代わりとして
置いたそうです。
3人もいます・・
珀がいつも見ていた風景を
撮ってみました。
ちょっと涙が出てきました![]()
![]()
珀が亡くなってから
まだ1年余り・・
この家には珀の面影が
たくさん残っています。
珀のぬくもりを
感じることはできないので
寂しく無いと言ったら
うそになります・・
でも、悲嘆療法で珀と会話し
癒された私は
珀の面影が残る家で
珀を思い出し、
珀の愛を感じながら
穏やかに過ごすことが
できました。
そして、すべてが
愛おしいと思えました。
慈愛のエネルギー・・![]()
珀は今でも両親を
見守ってくれていると
感じました![]()
ありがとう、珀・・![]()
私は今、ハノイに戻っています。
珀の写真を見ながら、
この記事を書いています。
珀、うちに来てくれて
ありがとう。
愛しているよ。
出会いとご縁に感謝して・・
ヒプノセラピスト・作業療法士
二宮和加子








