愛おしい しゅう | 陽だまりの中で まったりと 

陽だまりの中で まったりと 

      個人ボランティアとして活動をしていく中で
      自分の感じたことを綴っています

3月30日は しゅうの命日でした

男の子なのに おとなしくて 優しい しゅう

他の子達と あまり遊ばす

よく 私の膝の上にのったり

まだ 寒い時期でしたので 温風ヒーターの前で

じっとしていました

獣医に しゅうが なんとなくおかしい と診察を受け

血液検査をしても 異常はみつからず

毎週 インターフェロンを打ってもらいに通院していました

 

ある日の 夕方 仕事を終えて家へ帰ると

後足がもつれる感じで 歩くのに不自由そうでした

翌朝には 歩けなくなってしまい

すぐに 診察を受け

一週間入院して 治療を受けましたが

薬の効果も見られず 退院しました

あと3日 もたないかも知れないし

長くなるかも知れない

長くなるということは しゅうの苦痛も長くなるので

通院せずに 見守ってくださいと 言われました

 

自力で食べれなくなり 獣医に相談すると

飲み込む力が弱くなってきているのでしょう

と言われましたが 強制給餌を続けました

 

退院してからは しゅうを仕事場へも連れて行き

床ずれが起きないよう 夜中も何回も起きて 向きを直し

食事も 一度に食べれないから 一日に何度もあげていました

しゅうから 目を離すのは 長くても2時間ぐらいだったと思います

でも 全然苦ではなく しゅうと いろんなお話をし

しゅうが返事してくれるだけで 嬉しくて

もっともっと しゅうとの生活が続くように思っていました

それなのに 退院してから 20日ぐらい過ぎた

3月29日 

この日は しゅうがよく動くなって感じていました

その翌日の朝方 突然 しゅうの呼吸は止まりました

入院する2週間ぐらい前の しゅう

仲良しの みゅうにグルーミングをしてもらっています

 

未だに しゅうを想うと 涙が溢れてきます

なんで しゅうなんだろう って

とっても 愛おしい 私の息子です

 

 

保健所から 誰も引取らない 老犬を引き出し

何頭も 看取りをしてこられた ボランティアさんと

お話をする機会がありました

「犬が ご飯を食べなくなる ということは

死ぬ準備を始めたということ

それなのに 無理にご飯を食べさせ 延命することは その犬に 相当な苦痛を与えていることになる」と教えていただきました

 

私は しゅうと もっともっと一緒に過ごしたかった

ただ その思いだけで しゅうが自力でご飯を食べれなくなっても

一日に何度も 「少しでも食べようね」って無理やり口の中へ入れていました

しゅうが 亡くなる前日 すごく動いたのは

「ぼく 元気だよ 大丈夫だよ」って私に教えてくれていたのではなく

しゅうの身体が もう限界に来ていて

苦しんでいたのでしょうか

 

 

しゅう ごめんね

しゅう 逢いたいよ