どんなときも顔を上げて。 | Festina lente!〜悠々として急げ〜   

Festina lente!〜悠々として急げ〜   

日々の希望は、フィギュアスケーター羽生結弦さんの存在。さまざまなこと。さまざまな幸せについて。

 

顔を上げ、しばらく上を見つめるゆづ。

 

リンクで、これまで何度も目にしてきた光景だ。

その視線の先を追いかけたとき、

いつもそこに応援のバナーがあることに気付いた。

 

ファンがそれぞれの想いを込めて、手づくりしたバナー。

見た目も大きさもいろいろだけれど、

そこにあるのは、どれも同じ、心からゆづを応援する気持ちだ。

 

練習で。

それをひとつひとつ確認するかのように

じっと見つめるゆづを見て

皆の気持ちが伝わりますように、と願っていた。

 

 

試合で。

思うようにいかなかった演技の後で、

とても悔しそうだった演技の後で、

天を仰ぐように、顔を上げたゆづがいた。

 

 

そこで、気付いた。

彼がしっかりとバナーを見ていたことを。

視線を外さずにいたことを。

 

その時、何を考えていたのかは、

もちろん、ゆづにしかわからない。

 

しかし、それを通して、応援しているすべてのファンの想いは

しっかり伝わっていると確信した。

 

 

そう。

いつでも私たちの気持ちはあなたの側にある。

良い時、悪い時、うれしい時、悲しい時。

いつでも変わることはない。

 

 

それを覚えていて。

それを思い出して。

 

 

観客席を、バナーを、見てくれてありがとう。

その後ろにある、何千、何万のファンの

それぞれの場所から応援している想いを、

感じてくれてありがとう。

 

 

たとえ、毎日に困難なことがあっても、

私たちも顔を上げて前に進もう。

 

 

 

これから、ゆづが手にする多くの輝きを、見逃さないために。

 

 

 

 

 

 

 

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