メインセミナー2 人気マンガ家・ライターさんたちの妊活事情 ~講演者 赤星 ポテ子 様(元・妊活イラストレーター)~
みなさん、こんにちは。
5月28日(日)に開催いたしました「妊活イベント2017」の実施レポートをお送りいたします。
今日は、メインセミナー2でお話をしてくださった赤星 ポテ子さんのお話です。
赤星ポテ子さんは、元・妊活イラストレーターさんです。
雑誌「赤ちゃんが欲しい」の連載用のペンネーム・赤星ポテ子は
旦那様がつけくださった「ポテッとぽっちゃりポテ子」がペンネームの由来なんだそうです。
ポテ子さんは、こちら(http://akahoshi-poteco.com/7356/)で、当イベントのことを書いてくださっています。
赤星ポテ子さんは、広告業界・IT業界で、お忙しく仕事をされていらっしゃる20代後半、子宮体がん初期と診断され、お薬を飲みながら、治療をされた経験をお持ちです。
不妊症の原因は、いろいろありますが、ポテ子さんのように、がんなど、他の疾患が原因になることもありますね。
生理不順や月経痛がひどい方は、早めに婦人科で検査を受けてみていただくとよいと思います。
ご自身の体の状態を知っておくことは大事ですね。
がんが消えた後、ポテ子さんは、旦那様と不妊治療前提で結婚をされました。
すぐに出産したほうがよいとのことで、29歳に、タイミング法から不妊治療を開始されましたが、がんのこともあり、すぐに体外受精を勧められたそうです。
「まだ29歳でしたから、1回目くらいで妊娠すると思っていた」とおっしゃるポテ子さん。
でも、実際は、11回目で初めて妊娠反応が陽性とでたそうです。
そこから順調に妊娠期がすぎ、2013年4月9日、子宮の日に 男の子を出産されました。
その子を妊娠するまで不妊治療にかかったお金は、2年間で、約500万円だったそうです。
ポテ子さんは、「助成金もありますから、使ったほうがいいですよ」とパネルディスカッションでお話されました。
みなさんは、都道府県の助成金制度をご存知だとおもいますが、年度末になると、突然、自治体が「男性不妊も助成します!」などと発表することもあるようなので、お住まいの地域(市や区など)の独自の制度も調べるようにしたほうがよいみたいです。
ポテ子さんは、1人目を出産された後、2人目の不妊治療計画されていらっしゃいました。
しかし、やはり子育てとお仕事の両立をしながら、通院するのは難しかったようです。
2016年に、お父様が緊急入院することになり、介護をしなければいけなくなることも考えはじめ、また旦那様のご要望もあり、年末に「不妊治療を中退」することを宣言されました。
いろいろ悩んでのことであったと思います。
お二人目の不妊治療にかかったお金は、4年間で約200万円であったとお話くださいました。
1人目不妊と2人目不妊を両方ご経験された立場から、その違いについてまとめてくださいました。
「仕事の調整」・・・ 1人目不妊のときは、通院しながらも、隙間時間でお仕事をすることができたものの、2人目不妊のときは、子どもを保育園に預けている時間しか仕事ができなくなり、仕事の調整が非常に難しかったということです。
「精神的な負担」・・・1人目不妊のときは、子どもを見るのもつらい状態で、常に追い詰められている感じだったそうです。それに比べて、2人目不妊のときは、育児と仕事が忙しく、落ち込んでいる暇がなかったとおっしゃいます。
「金銭感覚」・・・息子さんが生まれるまでは、貯金がゼロになっても、破産してでも子どもを作りたいと思っていらっしゃったようです。それが、お子さんが生まれたあとの2人目不妊のときは、「このお金は、息子のために使うべきなのではないか」という罪悪感が生まれたそうです。
「誰のためか」・・・1人目不妊では、夫をパパにしてあげたいと思っていらっしゃったようですが、息子さんが生まれてからは、「兄弟を作ってあげたい」と思って治療をされたようです。
全体として、1人目不妊治療のほうが、つらかったけれども、2人目不妊では時間の調整が難しかった、と振り返ってくださいました。
そして、2016年年末に「不妊治療中退宣言」をされましたが、それは、年齢的制限、親御さんの病気、マネープラン、そして治療をやりきった感があり、決心されたようでした。
今回は、がん治療を経て1人目、2人目の不妊治療を経験され、不妊治療を中退され
た赤星ポテ子さんからお話をお伺いしました。
赤星さんは、ご自身の体験記である「ベビ待ちバイブル」という本を出版されていらっしゃいます。
ベビ待ちバイブル
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ぜひ、読んでみてくださいね。
赤星ポテ子さんの公式サイト⇒ http://akahoshi-poteco.com/