【妊活イベント2017実施レポート】 メインセミナー1 ~講演者 菅谷 典恵 様~ | 妊活イベント2017ご紹介ブログ

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みなさん、こんにちは。

 

今日の東京は、涼しいみたいですね。

 

引き続き、5月28日(日)に開催いたしました「妊活イベント2017」の実施レポートをお送りいたします。

 

今日は、メインセミナー1でお話をしてくださった菅谷 典恵さんのお話です。

菅谷さんは、「あなたらしく賢く妊活を 心理学的に考える」というタイトルでお話をしてくださいました。

菅谷さんは、京野アートクリニック(仙台)・京野アートクリニック高輪(港区高輪)で、心理カウンセリングを担当していらっしゃる臨床心理士で生殖心理カウンセラーさんです。

 

菅谷さんは、「どのように生きたいか、どのように産みたいか」ということを大きなテーマに、妊活中の私たちが考えるべきこと、またよくある悩みなどを上げて、どのように対処すればよいかの例を挙げてくださいました。

こちらでは、その中のいくつかをご紹介いたします。

 

妊活を始めたらどのような心境になるのか・・・?

 

周りの妊婦さんや赤ちゃんを見て、ブラックな考えが出てきたりして、そんな自分に自己嫌悪に陥ってしまう方も多いかと思います。

菅谷さんは、「自分を責める必要がありません」とおっしゃいました。

それを、言動に表して、他の人に不快な思いをさせるのは、やめたほうがよさそうですが、どのように感じるかは、それぞれの自由だからだそうです。

 

また、今は、便利な時代で、インターネットで検索すれば、いろいろな情報を得ることができますが、情報があふれかえっていて、惑わされてしまっている方も多いようです。

正しいこともありますが、間違っていることもありますし、正しいことも、医学的に見ると、ご自身に合っているかどうかもわからないですよね。

自分で、いろいろ調べて、「賢く妊活」のつもりが、自分を追い詰めてしまうことになっているのかもしれませんね。

インターネットでの検索は、ほどほどにしたほうがよさようです。

 

仕事はやめたほうが妊娠しやすい・・・?

 

菅谷さんは、「可能ならば、仕事を続けながら妊活されることをお勧めします」とおっしゃいました。

それは、仕事をやめて妊活をすれば、必ず妊娠するという保証がないからだそうです。

仕事をやめると、時間的な余裕ができますが、時間がありすぎても、いろいろ考えてしまったり・・・と、それもよしあしですね。

 

ただ、通院すると時間と気持ちの余裕がなくなってしまう人も多いのも事実です。

菅谷さんは、よい意味での手抜きをご提案してくださいました。例えば、一汁一菜でいいとしたり、掃除機の代わりにクイックルワイパーで済ませるということ。

旦那様にも、このようなことについてご理解をいただく必要がありますが、何でも頑張りすぎないことが大事ですね。

他の人に伝えるべきか・・・?

 

仕事つながりの人や 家族・友人などに、妊活中であること、不妊治療を受けていることを伝えるべきかどうかを悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。

ここでも、菅谷さんは「伝えたいか伝えたくないか、自分を守るためにはどうしたらよいかを優先して」とおっしゃいます。

 

本当のことを言わなければいけないわけではないんですね。

伝えたくない場合は、本当のことを言う必要はなく、「うそをついている」と罪悪感を抱く必要もないんです。

 

直属の上司には、伝えてよかったと思った人が多いという報告もあるようで、言ったほうがよい場合もあるかもしれません。

あくまでも、自分がどうしたいかを考えて決めましょう。

そうすると、それだけで気持ちが楽になりますね。

 

 

パートナーとの意思疎通のコツは・・・?

 

菅谷さんは、男女の思考の差についても説明してくださいました。

女性は、心理的なコミュニケーションを好み、男性は、論理的なコミュニケーションを好むので、その違いを理解して会話をすることが、意思疎通のコツなんだそうです。

 

奥様は、「ただ聞いてほしい」と思って旦那様に話をしているのに、旦那が、「解決しよう」と思って、発言をしてしまい、けんかになってしまうことがあるということです。

なので、奥様は「ただ聞いてほしいんだ」と旦那様に伝えてみることや、旦那様が、奥様のお話していらっしゃることを受け止める、ということも効果的なんだそうです。

今日からできること

 

お二人でのお話をするときには、スマホやテレビなどを見ないで、「話を聞いている」「話を聞いてもらっている」という共通意識を持てる状況を作ることが大事ですね、と菅谷さん。

忙しいご夫婦も多いと思いますが、時間を決めて、お互いが満足できるコミュニケーションをとれるといいですね。

 

横に並んでお話をするのも効果的なんだそうです!

カフェやラーメン屋さんなど、非日常的な場所での会話もいいかもしれませんね。

 

そして、菅谷さんが担当されていらっしゃるカウンセリングなど、第三者が入ってお話をすることで、いつも言えないことが伝えられて、よいそうです。

 

妊活中、いろいろな悩みや気持ちが生まれるときです。

ご自身を大事にし、ご夫婦でよく話をして、我慢しすぎず、明るく楽しい妊活ライフを過ごしていただきたいと思います。