ブログのタイトルになっている、陳情は、11月12日の子ども施策調査特別委員会で
自民党、公明党、無所属の議員さんに否決され、
12月の足立区議会にて、正式に否決される見込みとなっているようです。
足立区議会の日程については、確認中。
主観で申し訳ないですが、直近1年間で、区議会の委員会を傍聴しましたが、
待機児童が本当に解消されるのか、定量的な議論がなされず、
毎度同じような話が委員会で繰り返され、否決されるのだな、と感じました。
さて、2013年11月26日に足立区と懇談をしました。
先方は、足立区保育計画課長様、保育課長様、子ども家庭課長様。
内容について、間違いがあれば、ご指摘ください。
懇談の内容については、
1.本年3月に懇談し、要望した内容に対しての、足立区側の取り組みについて
2.梅島駅に認可保育園を開設することになった経緯と計画について
以上2点。
1.本年3月に懇談し、要望した内容に対しての、足立区側の取り組みについて
本年3月の懇談内容は以下の通り。
http://ameblo.jp/ninkahoikuen/entry-11490459308.html
当方から、来年度の認可保育園の選考の仕方も含め、
以下の要望を受け入れていただいたことに対するお礼を述べる。
・認可保育園の希望園数を3園⇒4園に増加
・私立認可保育園のみ希望で+5点加算を廃止
・区立認定子ども園の長時間型と認可保育園の併願が出来るように。
当日言い忘れていたが、認可保育園の入園指数の公表についても、
受け入れていただきました。
梅島駅の高架下に認可保育園が出来るということについては、
待機児童の多い地域に認可保育園を開設する決定をしていただいたことには
とても感謝しており、3歳以後の子どもの受け皿が増えたのは
安心材料が増えた旨を伝達。
しかしながら、陳情を出していた、都営住宅の敷地のように、公園に面しているわけではなく、
園庭もなく、どういった計画なのか、なぜ、線路下に認可保育園を開設することになったのか、
経緯もわからず、なんともいえない、という旨を伝達。
2.梅島駅に認可保育園を開設することになった経緯と計画について
保育計画課長様より、以下発言有。
足立区梅田地域(梅島駅周辺)は、待機児童が多く、梅島駅を中心に、
その周辺地域(中央本町地域など)まで待機児童が広がっていることがわかったとのこと。
これまで新築マンションの開発戸数×10%の保育需要を見込んでいたが、
梅田8丁目の新築マンションにおいては、開発戸数×14%にまで上昇。
待機児童の多い、梅島駅周辺に認可保育園を作らなければ、
待機児童問題は周辺地域にも広がっていってしまう、と考え、当該地域に認可保育園の開設を決定。
梅田8丁目の都営住宅の跡地については、検討したものの、敷地が利用できるのが
早くて平成28年4月からということで、早く待機児童数を減らすために、線路下を選定したとのこと。
現状では、今回の認可保育園開設により、フルタイムの待機児童は計算上は解消される見込み、とのこと。
なので、都営住宅の跡地に認可保育園をつくる、ということは検討しない、とのこと。
場所は、現状未定。東武伊勢崎線の「西新井」駅から国道4号線までの間で
保育環境に配慮した場所を選定中。
なお、前回ブログで筆者がスポーツジムの跡地では、と記載した件については、
保育計画課としても東武鉄道としても、人通りが多く、日照も確保できず、
保育環境としての懸念があることから、その場所ではない旨を明確に言われました。
線路下という場所については、実際に多くの電車が行き交う場所を視察したとのこと。
世田谷の祖師ヶ谷大蔵駅そばの小田急電鉄運営の認証保育所を視察し
(http://www.odakyu-la.co.jp/hoiku/info/soshigaya.html )
音や振動は問題ない旨確認したとのこと。日照についても問題なく、
保育課長様は、特に東武伊勢崎線の当該選定中の場所については、
線路が東西に走っており、南側から日が射すような敷地、とのこと。
東武伊勢崎線の五反野駅近くのすし屋のようにl、
線路下でも明るいので、日照は問題ない、とのこと。
筆者は下記の店には入ったことはないのですが、その隣の書店は確かに窓が大きく、
明るかったです。
五反野駅 すし銀蔵http://tabelog.com/tokyo/A1324/A132404/13052405/
高架下で大きな柱が出ることについては、設計上、留意したい、とのこと。
園庭については、線路下ではない認可保育園ほどのものは設置できないかもしれないが
検討していく、とのこと。
線路下ということで、保育環境については、十分留意して欲しい旨を申し入れると、
保育計画課としても、それは十分留意していく、とのこと。
今年度中には、場所と保育事業者を決定していきたい・とのこと。
保育事業者が決定したら、連絡をいただき、住民要望を事業者に伝達していただけませんか、
と要望を伝え、保育計画課長様に了解いただきました。
最後に、感想。
・足立区の子ども施策調査特別委員会で、与党が保育に対する予算については、かなりシビアなのに対し、
保育計画課が予算を確保してきたことは、非常に感謝している。
正直、要望を出したりしても、無視されるのだろうと思っていたが、
真摯に協議・検討いただいた、と思っている。
・しかしながら、梅田8丁目の都営住宅の跡地に認可保育園を作らない、という決定を今時点でして、
その後、やっぱり見込み違いでフルタイムの待機児童は減りませんでした、という話になった時でも、
特に足立区はフィードバックを求められないのだろうか。一般企業だともっとシビアだと思うのだが。
・線路下に新たに開設される認可保育園については、住民要望を伝えていただける、ということで、
ありがたいと思う。
出来る限り、どのような計画なのか、チェックして、話し合いが出来るようにしたいと思う。
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