本日足立区 子ども家庭部長、子ども家庭課長、保育計画課長と懇談してきました。
ちなみに、子ども家庭部長(TVのインタビューを受けていた方)は、3月で退職だそうです。
①待機児童アクションプランについて、保育計画課長から説明有。
以前より細かく足立区を13ブロックに分け、細かく分析。
待機児童の定義とは、認可保育園に申込をしながら不承諾で、
認可外の保育施設に入った人、第一希望しか書かなかった人は除く 。
http://www. city.adachi.tokyo.jp/hoikukekaku/juyo/action-plan.html
②待機児童アクションプランは、対処療法じゃないか?
との質問に対しては、人口増加を見込んだり、
年間1.04倍の伸びを加味しているから、そうではない、との回答。
H25年4月版の待機児童アクションプランは、今年7月に出来るとのこと。
③認可保育園は大規模開発の地域に限り、
来年度扇大橋に1カ所、H26.4千住大橋、H27.4東綾瀬に1カ所ずつつくる予定。
④3歳以上で認証保育所に在園している園児は、
足立区全体で17施設、180人。5歳は39人とのこと。
実際問題、1園につき数名しかいない状況。
近隣の認可保育園や小学校と連携して環境に配慮はしているものの、
日常的に集団生活を送ることは出来ない現状。
⑤認定子ども園については、
足立区はほとんどが幼稚園型であり、幼稚園と変わらないので、
待機児童対策とするならば、選べるように選考の仕方も変えて欲しい、
と述べたところ、私立の認定子ども園は難しいが、
区立は選考の仕方を変えることは検討の余地があるとのこと。
⑥待機児童対策として、認定子ども園を挙げていたにもかかわらず、
認定子ども園の目的は、幼児教育の拡充、とのこと。
保育園に通わせたい親のニーズを汲み取るわけではないようです。
⑦認可保育園の入園指数については、
ホームページで公開してくれ、との要望に対しては、
混乱を避ける為、区役所の区政情報課にきてもらいたい、とのこと。
後で新聞記者に聞いたところ、公開している区もあるとのこと。
⑧足立区の選考の仕方について、
A.第三希望までしか書けないこと、
B.私立認可園のみ希望だと+5点ということに関し、
Aは事務コストがかかる。
Bは民業圧迫といわれると困る、とのこと。
Aはもしかしたら検討するかもしれない感触。
⑨提案として、母子手帳交付時に認可保育園の入園希望に関する
アンケートをして、需要把握に努めてほしい、と言った所、
考えてもみなかったので、検討する、とのこと。
⑩感想:かみ合った議論が出来ない。
結局予算取りが出来ないことには、
実務担当者も認可保育園を作るなんて言えないから、
彼らと話をしても、お決まりの話しか出来ないのではないかと思った。
子ども家庭部長は「真摯に受け止めます」と今日も言ったが、
とても真摯に受け止められたとは感じていない。
結局正面から受け止める気持ちが感じられない。
特に、今回上記の④については、驚愕。
認証で集団教育を受けさせられない子どもについて、
問題意識はあるが、解決策を見出そうとはしていないもよう。
上記内容については、ツイッターでもつぶやいています。