ブルーなやつがやってきた

母さん

はよ

ご飯たべてぃね

今日は

ブルーインパルス

が

くるんじゃけぇ

はぁ

ぜったいに

おくれられんのよ

はよ

はよ

はよぉっちゃぁ

・

・

・

かたつむりの母さん

に

そんなこと

言ってせかしてもね

さすけ

イライラ

そわそわ

そんな

あっし

に

おかまいなし

の

かたつむり

の

母さん

ご飯

食べ終えたら

かたつむりくん

けっこーぉーぉー

な

スピード

で

(笑)

ベッド

に

直行ぉぉぉーーー

ヵチん

（こねぇーーーなときだきゃ)

(ほんに)

(すばしっこいったらありゃせん)

(にんじゃ・か・ぃ)

↑

って

もうそろそろ

さすけ

がまん

の

げ

ん

か

い

(ふんかふんか)

↓

の

まえに

↓

もぉいっかい

↓

母さん

ブルーインパルス

行こうやぁ

こ・ん・し・ん・の

ね・こ・な・で・こ・え

で

寝んねの母さんを起こしやす

こ・の・ま・ま・じゃ

じぇ・った・ぃ

ま・に・あ・わ・ぬ

そう

あっしたちにゃ

はぁ～～

時間がありませぬ...ぅぅぅ

ブルーインパルス

に

逢えぬ

やも

？

そう思った瞬間

母さん

がばっと

起きやした

ひゃぁ

それからは

はやい　

はやい

かたつむりの子は

したくが

まだ

ぜぇんぜぇーーーん

おいつきやせぬ

そんなこんなの

バタバタ

どたばた

でしたが

なんとか

途中からでしたが

憧れの

♡ブルーインパルス♡

くんたち

の

華麗なるლ飛行ლ

に

あえやした

うわぁ～～～ぃ↑↑↑

ひっ

ひっ

ひっつきすぎでごじゃろぉぉぉーーー

(ぅぅるるん)

ஐかっこいいஐじょぃლ

♡

☆

とりさん

はや(笑)っ

母さん

また

ლいっぱいლ

お出かけ

しよ♡ぅね

Lσνєஐ(๑´ლ`๑)♡りぃ

へんしんの術

ねぇ

母さん

お天気もいいし

お出かけ

してみょぉぃね

海峡の見えるお山まで

びゅびゅーーーん

っと

ドライブ

どっかで

美味しいもの食べて

あねぇな遠いとこまで...

行かれるかぃぃね

あたしゃぁ

行かんで　寝ちょくんがえぇ

↓

↓

ってなことで

びゅびゅーーーんっと

行ってきやした

およっょおっ

なんじゃぁ

のぞきこんだ

ლ

ლ

↓

先には

↓

ゆったり

と

ゆきかう

おっきな

お船たち

↓

ふぁ～～ん

しあわせぇ

ずっと

ずっと

ながめてたいじょぃ♬

下関のまち

木と木の間に

海峡ゆめタワー

を

サンド

しちゃっいやした

もぐもぐっ

おいちっ

そんな

くいしんぼ

の

あっし

ん

とこ

に

かたつむりくん

が

きてくれた

雨上がりの朝のこと

しずくがとっても

きれいな朝のこと

野いちご

つんでたら

↓

ぅわぁぃ↑↑↑

♡みぃつけた♡

ஐかたつむりくんஐ

ぅ～～～ん

お♡は♡よ

逢いたかったょん

どりっぴぃたち

も

お♡は♡よ

雨上がり

は

どきどきっ

が

いっぱい
わくわく

が

いっぱい

にゃのら

雨がやんだら

今日は

母さんとお出かけ

お出かけ先は

母さんの好きな

ლ夢丸太くんのとこლ

紅ドウダンちゃんたち

が

にこにこ

の

笑顔

で

よくきたね

って

ちょうちょ

も

はずかしそうに

むかえてくれるとこ

ஐゆめ丸太くんちஐ

が

ちぃーーーっと

♡す♡み♡や♡す♡く♡

なったんで

母さんも安心して

ときどき

は

遊びにいって

美味しいお弁当をいただけるね

ハチさんたちが

占領

しないといいけれど

（てづくり捕獲器の効果があるといいけれど)

......

父さんのおともだち

の

Ｉさんちのお花畑ஐへ

でも

ここは

いつも

母さん

は

お留守番

さすけの大好き♡な場所っすょん

おめあての姫小百合ちゃん

ふぁぁ～～～↑↑↑

♡みぃつけた♡

スポットライト

を

あびちょる

ぅるるん

きみ

っ

て

なんて

♡キュート♡なん

このこ

も

あのこ

の

かわいい

みぃ～んな

みんな

に

逢えて

あっし

嬉しぃじょぉぉ～～～ぃ↑↑↑

カメラんなか

いっぱい

に

して

母にと

つんできた

お花たち

ふふふっ

カメラ

のぞきこんでる

母さん

なんだか

とっても

たのしそう

はちみつლ

の

おいしい

お店の前には

ぅ～～～ん

いいかおり

ホテル

の

美味しいお昼ごはん

の

あとのお話

母さん

あじさい

見に行こうや

はぁ　か・え・る

↑

(やっぱしね)

ん

＞＜；

なんか

この会話

去年も？きいた？ような

それっちゃ

母さん

は

ごちそう食べたら

か・え・る

さん

に

ぴょこんっと

変身するんょ(涙)ぃね

とほほっ↓

それでも

ケロケロ

(ぶつぶつ)

言われながら

にゃんとか

連れてきやした

ஐあじさい園ஐ

↓

にゃ・にゃ・にゃ・んと

↓

咲いちょらん

ぅ......ぅ

♬ケロケロ♬

の

声が

♬ゲコゲコ♬

と

だ・ん・だ・ん

はげしくなりやして

かえる怪獣っ

出現っすょぉ...↓

さすけ

大ピンチ

母さん

母さん

ずっと

さがしちょった

マグカップ

見に行こうや

と

苦し紛れにあっし

陶芸工房があったことを

思い出して

連れて行ってみやしたが

お気に入りのんは

見つけられず

こうなって

くると

か・え・る怪獣くん

の

いきおい

は

もう

♬ 大♬合♬唱 ♬

でごじゃる♬

ひょぇーーーーー

ダメじゃろぉ

と

は

思ひやしたが

トイレ休憩がてら

やってきやした

ん

は

ஐフラワーლランドஐ

(さすけ　いっぺん　行ってみたいとおもっちょったんでごじゃるが)

話しの流れからして

ぜったい

ムリじゃろう

って

思っておりやした

が

↓

にゃ・にゃ・にゃ・んと

↓

知っちょる(お方の)お声

が

きこえてきたのでごじゃるょぉ

↓

かたつむりさんじゃぁない？

いやぁ　こんなとこで会うなんてね

まっ　おどろいた！

↓

って

あっしたちも

そりゃぁ

ぶち

おどろきやした

↓

その方々にお会いするまでは

あっしの手を

ふりほどこうと

なんとかして

か・え・ちゃ・ろ・ぅ・と

かんぜんに　

きけんかえる

に

変身しちょった母さん

にゃのに

↓

(ஐ化けるん　はやっஐ)

(さすが　★にんじゃの親分★)

↓

それが　どうしようかとおもっちょったんよ

↓

って(☆☆☆☆☆☆笑)

ざぶとん3枚っ

ってなこともあって

見習い

フラワーランド

デビュー

が

☆か・な・い・や・し・た☆

あはっ♡

その方はお孫さんに連れてきてもろぉたんだとか

笑顔のすてきな青年でした

おふたりとの出会いに感謝ですな

ゲートを

くぐると

そこはもう別世界

ஐメルヘン童話のページஐ

に

迷い込んだ感じ

うわぁ～～～ぃ↑↑↑

♡えほんの世界♡

けれど

すぐに

かえるくん

が

ケロケロ

言い出しやした(涙)

はぁーーーーー

それかぁ

さすけ

このままじゃ

トンボ返り

よりも

はやく

この

びゅぅ～てぃな

♡えほんの世界♡

から

かえるくん(...っっっ)

に

な

る

と

ばかり

母さんを安全なとこに座らせ

一目散に

ゲートへ

そこで

車いすをお借りしやした

(☆なんちゅう　☆あったまえぇ☆)

いやぁ

母さんとまわった

ஐフラワーランドஐ

きれいだったなぁ

どっこも

かしこも

絵ににゃる♡

ლあいლ

　　

　　

　　

　　

母さん

おみやげに

ஐルピナスஐ

とかいう

かわいい

お花のマグカップをゲットしやして

(作家さんの一点ものなんだとか)

それから

食卓が華やいじょりやす

お花のある暮らしってლよいლでごじゃるにゃ

つづきやす
 

かたつむりの親子

なんかじぃーーーん

と

きちゃった

おはなし

はじまり

はじまりぃーーー

♡♡♡♡♡

ある日のことでごじゃる

いっきに夏がやってきた

そんな午後のことでやす

あっし

とぼとぼ

ふぅふぅ

歩いて

いぬりよると

(訳：かえっていると)

おくさま：「おかあさん　どんなん？　さいきん　お顔見んけぇ」

って

遠くから

お声をかけてくださるお方が

♡

見習い：「「はぁ　寝ちょくんがえぇ←はは」

ちゅぅ～て

ひとつもょぉ出んのですっちゃ」

って

あっし

おくさま：「そんなら　おかあさんにお花持っていんで」

その方が丹精込めてつくられてるお花畑から

母の好きな色合いのお花をつぎつぎにつんでくださって

見習い:「ありがとうございます　

母どんなにか喜びやす　

父にお供えいたしやす」

あっし

汗ばむ陽気の中

母のためにと

お花をくださるその方のお気持ちにじわぁ～～～んっと

いたしやした

♡♡♡♡♡

父もにっこりわらってくれたように感じやした

それから

すこし経ったある日のことでごじゃる

あっしん家の

ねき

(訳：お近く)

に

ぴぃーーぽぉ

(訳：救急車)

が

止まったのでごじゃるょ

はぁ

どうされちゃったんじゃろぉか

だいじょうぶ

じゃろぉかと

親子は気をもむばかり

なんでも

そのお家の方のお話では

おばあちゃんが

はしごから

おちて尾骶骨をうったんだとか

数日前

あっし

ものすごく

ビックリ

けんど

あぶない

って

思ったあの光景がすぐに

のうりをよぎったんでごジャル...ぅぅ↓

そのおばあちゃん

なっなっなんと

高い木のてっぺん付近で

見事に

剪定を

なさっておいでじゃって

お元気じゃけんど

ありゃ

あまりにも

あぶないっちゃ

(心の声：見習いにんじゃのはしくれじゃぁあるけんど　ぜったいにょぉせん)

（訳：あっし　おくびょうものゆえ　けっして真似などできやせぬ）

そんなことがありやして

あっしどもも

しんぱいしちょったんでごじゃるが

そんで

そんで

今日のことでごじゃる

♡♡♡♡♡

お花をくださったあのおくさまん家に

ただいまあっしん家で大流行ちゅう

の

(心の声：ぶち☆美味しいんよぉ)

県産小麦のパン屋さんのパン

を

お届けしようと買って帰って

見習いだけで

お届けしようか

と

も

思ったんでごジャルが

母も行くとゆうてくれるんで

がっちりガードし

えっちらよっちら

かたつむりくん歩きでお出かけしやした

おんまの親子じゃったあっしたち

いまは

かたつむり親子なんで

なかなか

そのお宅にゃ着きませぬ

けんど

はは

こういうときには

ぜったいに

弱音ははきませぬ

そのうち

小雨が

ふってきやした

いつものお散歩なら

はは：「しっこでる...」

とか

上手いこというて

ひきあげさせるんじゃけど

けっして

そんとぉ

いいませぬ

（はくしゅ）

(心の声：じゅるる)

(心の声：かさ　取りに帰ろうか)

(心の声：あめがひどぉなったらどねぇしよぉ)

(心の声：母さんさそわんにゃえかった)

すっかり弱気なあっし

けれど

母はゆっくりじゃけど

パンを届けるんじゃって

（一生♡懸命）

(心の声：お留守じゃったら...)

いつもじゃったら

さほどとゆぅもないその道

(訳：遠くもない)

は

かたつむり親子にとっては

えっちらよっちら

ただひたすら

親子一体

に

なって

かたつむりくん歩き

で

えっちらよっちら

ふぅーーー

やってきました

ぴぃーーーんぽぉーーーん

なかから

元気のよい

奥さまのお声がきこえてきます

(心の声：はぁ　えかった　おられた)

母の姿をみるなり

抱きついてこられ

ありがとう

ありがとう

と

なんなんだろう

あっしは

おもったのです

こんなにも

母のことを

気にかけてくださる方

が

いらっしゃるんだなぁ

ありがたいことじゃなぁ

ありえないことじゃな

って

母の手をひいてくれるひとがひとり増えたじょぉぃ

それから

母は

その方とあっしとに支えられながら

道を隔てたすぐお向かいの

その方のお花畑へ

そして

また

お花をつんで持たせてくださいました

持ちきれないほどの花束は

すんごく

いい香り

と

ともに

たくさん

の

優しさ

を

のせて

かたつむりくん親子

を

後押ししてくれました

♡♡♡♡♡

あっし

母をこかしたら

父に大叱られするとばかりに

がっちり

ガードして

いぬるみちすがら

途中

どういうわけか

母が振り返りました

♡♡♡♡

ぅ？ん？

あぶないっちゃ

ぅ？

なに？

あっしも振り返ると

なっ

なっ

なんと

その方が

あっしたちを見送ってくださっていらっしゃるでは

・

♡♡♡♡♡

・

・

♡♡♡♡♡

・

ぅわぁっ

あっしたち

かたつむりくん

なんですよ

それなのに

どんだけ

時間がかかるかしれん

あっしたち

の

こ

と

（心の声：こねぇーーぃにしてもろぉーーーて）

なんとか

十字路まできました

まさか

もういらっしゃらないだろうと

今度は

あっしが

ふりかえってみました

ら

なっ

なっ

☆なんということでしょう☆

振り返るたんびに

手をふってくださる

その方の

小さな姿が見えました

ちょっと

いけん

あっし

(心の声：...ぅぅぅ)

ぅれしすぎるん

♡♡♡♡♡

母はこういう時もいつもと変わらぬかたつむりぶり

さすがでごじゃる

そのうえ

あっしに

はは：「救急車がきたけぇ　

はぁ　

あの世にいったんじゃと思うちょっちゃったんかね」

じゃって

もう

漫才師かっ

母がおかしいこと言うて笑わすし

じゅるじゅるしちょるちゅぅのに

母は平常心

(心の声：☆立派じゃぁ☆)

あはは

ずいぶん

経った頃でごじゃる

あっしたち

よぉーーーぅやく

お家の前にたどり着き

やっとこさ　よっこらせ

っと

向きを変え

横を向いたその時

その方に手を振る母が写りやした

なっ

なっ

なんと

最後の最後まで

見送って

見届けて

くださったちゅうこと？

そんなことってありうるん？

もう

母っちゃぁ

なんちゅう

しあわせものなん

あっしも

なんども

なんども

頭を下げて手を振って

お家にはいりやした

はは：「たまにゃ　出てみんにゃいけんね　

まだ

あの世にゃいっちゃぁおらんちゅうて

歩いちょかんと」

だって

はぁ

可愛すぎっちゃ

(爆笑)

♡父もさぞやよろこんじょりやしょう♡