暑かった今年の夏
あっし
図書館に避難した時のことでごじゃるよ
そんとき
目に飛び込んできたんが
大地をうるおし平和につくした医師
中村哲物語
今もなお
暑かった今年の夏
あっし
図書館に避難した時のことでごじゃるよ
そんとき
目に飛び込んできたんが
今もなお
あっしにゃ
あこがれの
ご夫婦がおられるんょ
そうなんちゃ
このひまわりちゃんたちみたい
なんちゃ~ぁぃね
いつ
逢いにいっても
おふたりっちゃぁ
ほんと
これぇーぇな
可愛らしい笑顔で
あっしたち親子を
迎えてくださるんちゃ
それにぃね
ご自身のご両親さまを
みとられた
そりゃぁ~もぉ~~![]()
あっし
見習いにとっちゃぁ
大・先・輩
なほっ
![]()
(あ・り・が・た・や)
みゅみゅのサポートは
まさしく
あ・こ・が・れ・の
ゴットハンド
(さりげないんじゃが)
↑
(ぶ
ち)
(たのもしいっちゃ)
ものすんごい
安心感なほっ
![]()
奥さまに
手をひかれて
はぁはぁ~
(母は)
どんどん
すすみよるじゃぁ
わんわんがみな一から
ご自分で建てられた
みゅみゅちゃまんちの
★御殿★
玄関先の
ちぃーーーっと
大きな段差んとこも
上がられんじゃの
こけるじゃの
いっさい
言わんと
みゅみゅ:「今度は
ここ
持ってみんさぃ」
(わんわんの設計が)
(こちら目線で)
(細かなとこまで)
(いたれりつくせり)
(優しいんでごじゃるよ)
そんで
なななんと
じぶんだけのちから
で
あがりよるじゃぁ
↑↑↑
はぁ~~~![]()
なんちゅうことなん
ぅ
ぅ
ぅ
みゅみゅって
すごいっ![]()
![]()
(母もしっかと)
(頼られるおひとちゅうんが)
(わかるんじゃね
)
わんわんって
すごいっ![]()
![]()
(母がにぎりたい)
(そこに)
(まさに手すりが
)
か・み・さ・ま・じゃ
![]()
![]()
![]()
見習いなんぞの
出る幕も
ありゃぁしませぬ
ぐすんっ![]()
もうもぉ~~
![]()
それ
見ちょると
あっしゃぁ
嬉しゅうて
嬉しゅうて
じゅるるん
すてきなリビングに
お邪魔する前から
はぁ
あっしゃぁ
た・い・へ・ん
じゃ・っ・た・ぃ・ね
ちり紙
ちり紙
ちゅうて
あ
は
は![]()
このご夫妻ちゅぅんが
あっしの両親のおともだち
なほっぃね
けぇんど
あっしにゃ
そねぇー
関係ないっ![]()
ちゅぅ~って
ずぅ~~っと
思いよったんじゃけど
父が
ょぉ
言いよったんょ
「家も何から何まで
みなじぶんで建てて
食べるもんはみなこしらえて
海もせるし(ヨットや釣り...)
あれりゃ
天才じゃ
おとこでもほれる
ええおとこじゃぁ
あねぇ~すごいんは
どこをさがしても
おりゃぁせん」
ちゅぅ~~って
ほんで
「いつ行っても
家もめんめも
きれぇ~にせちょる
ょぉ~
気がつくし
手料理は天下一品じゃし
なんちゅうても
べっぴんさんじゃ」
ちゅぅ~~って
こんと言うちゃぁ
ょぉ
おふたりのこと
(我がことのように)
絶賛(自慢)しよったんじゃけど
あっしにゃね
ヨットに乗してもろぉたり
温泉一緒に行ったり
わんわんとこへ行ったり
ごちそうつくりあいこしたり
なんちゃぁかんちゃぁ
ふうふで
♡仲良ぉ~♡せて
もろぉ~ちょったんじゃけど
ちゅぅ~ってもねぇ
あっしにゃ
そねぇぃ
なんでも
かんでも
おふたりで
やりよってんじゃぁ
(奥さんは大変じゃろぉにぃ~)
ちゅうぐらいのことで
それがぃね
父がおらんようになって
ログやら
家やら
あちらこちらで
ガタがきはないてからいね
あっしらじゃ
はぁ
どぉ~もならんし
誰か頼めるひとぁ~
おらんかいね
ちゅぅ~って
困り果てて
家族会議しよったら
母が
そんなら
![]()
「わんわんにたのもぉ~や
わんわんなら
なんとかしてくれるけぇ」
ちゅぅ~んで
ほんで
意をけっして
あっし
お願いせてみることに
![]()
![]()
![]()
したんちゃぁぃね
そんなら
こころよく
すぐに
きてくださって
からぃね
ちゃっちゃっと
なおしてくださったほっ
わんわんちゃぁ
ほんと
ぶち
かっこえぇんじゃ♡けぇ
高いところへ
あがられて
コンコン
とんとん
やりよって間
あっしら
必死に
命がけでのぼっちょられる
わんわんのはしごの下ぇいってから
みゅみゅと
祈るようなきもちで
しがみついちょったんよ
そんときでも
しっかり
わんわんを
ささえながら
声をかけ合われながら
家のなかで
心配そうにしちょる母に
なんちゃぁ
かんちゃぁ
話しかけて
くれるんちゃ
わんわんはもちろん
あっしたちも
きんちょうは
ほぐれるし
和ましてくださるんが
さりげないんちゃ
ほんと
ありがたいし
あっしっゃぁ
こねぇ~に
あったかい
おひとが
ひとたちが
おられたんが
はぁ
ぶち
うれしゅうて
こころが
じぃ~~~んと
せてから
温泉
にでも入らせて
もろぉ~ちょるみたいじゃったん
こんとぉ
いうんが
ほんとの
と ♡ も ♡ だ ♡ ち![]()
っちゅぅんかもしれん
父が
おらんように
なったけぇ~
なかよぉ~せて
もろぉ~っちょても
そりゃぁ
おつきあいは
だんだん
のぉ~なりよるんは
そねぇ~なん
当たり前じゃのに
父が
おらんでも
いんや
おったとき
いじょうに
むかしのまんま
ぶち
あったかいんょ
なんかちゅうとき
たすけて
くださるんよ
そんで
母にだけじゃのぉ~てから
子どものあっしらにも
お声をかけてくださるんちゃ
お知恵を授けてくださるちゃ
あっし
そのときっちゃぃね
父が絶賛しよったんは
ほんとじゃぁ~
ちゅう~て
思ぉたんよ
父:「どこをさがしても
あんとなんはおりゃぁせん」
ちゅぅ~~って
言いよったんは
ほんとじゃぁ~
ちゅう~てね
父:「おまえ 今頃
ようやっと
気がついたんか
あいかわらず
おそいんじゃのぉ...
」
ちゅう~てね
きっと
父のことじゃから
そんと
ちゅうちょるじゃろぃね(あはは
)
きこえてくるようじゃ(笑)
って
な
わけ
で
わんわん
とみゅみゅ![]()
の
ことが
い
ね
あっし
も
大好きっ
![]()
![]()
![]()
に
なったんよ
![]()
こんな
すてきな
仲良し♡ご夫婦さん
と
の
ご
縁
↓
父が繋いでくれた
![]()
こ
の
ご
縁
は
これから
も
ずっと
大事にしていこう
って
思ぉたんよ
![]()
それからなほ
あっしたち
おふたりのお家や
山小屋やら
ちょこちょこ
おじゃませるようになってからぃね
そのたんびに
いろんなことを
教わったり
おふたりが
無農薬で
丹精込めて
つくられた
100%
手作りの
お茶
やおせんべい
を
ごちそうになりながら
お話せるんが
もぉ~~~
楽しゅうて
美味しゅうて
そんとじゃけ
母も
おふたりのとこじゃったら
行かんじゃの
カエルじゃの
そんとは
いっさい
言わんのんよ
・
ふ
・
ふ
・
ふ
・
![]()
![]()
![]()
(
そりゃぁ それっ
)
今日は
富山の呉羽梨と
長門峡の梨を
いただいたんで
梨のお味くらべせてもらおう
って
母が
言うんで
おじゃましやした
と・こ・ろ
あがっていきぃ~ちゅうて
このひまわりちゃんみたいな
可愛らしいお顔で
言ってくださったんで
親子ともども
(待ってましたと(笑)ばかりに)
![]()
あがりこんで
豆からひいてくださる
わんわん特製の珈琲
と
ブラック珈琲が苦手な
お子ちゃまの母には
みゅみゅが
紅茶
をいれてくださって
みゅみゅの大好きっちゅう
アネモネのお花の
コーヒーカップで
![]()
![]()
![]()
いただきやした
カフェじゃぁ
しあわせじゃぁ![]()
カフェの大きな窓ごしに
大っきなお船
が
見えるお宅でごじゃるよん
なんちゅう
さいこーーーじゃろ
↑↑↑
父が惚れ込んだんも
わ・か・る・わ・か・る
そのうえ
丹精こめて
つくられた
すいか
まで
ごちそうになりやした
なんでも
はじめて
収穫されたんだとか
そんな
貴重なすいかを
あっしら親子のためにと
切ってくださるんじゃなんて
ぅぅ
...な・み・だ...![]()
も・っ・た・い・な・い
こ・と・ば
に
できぬほど
美味しかった
で
ごじゃるょぉーーー♡
いにがけにゃ
(帰りしなには)
お野菜やら
キュウイやら
ふくろにいっぱい
いただきやした
そのひとつが
これっ
空心菜ちゅう青菜
はじめて
いただきましたが
これがまた
しゃっきしゃっき
で
ぶちおいしぃ♡んちゃ
愛情たっぷりに
我が子のように
育てられた
わんわんとみゅみゅの
やさしさが
沁ゅみませた
ごちそぉ~さまでごじゃる
![]()
![]()
赤い表紙
を
ひらいたら
ぼくは
たちまち
あかんぼ に
ちいさなぼくと
ぼくをとりまく
あいたいひと たち
が
いる
あのばしょ に
どこのページを
めくっても
ぼくのことで
あふれてる
かあさん
が
みつけてくれた手帳
いつも
そばで
気にかけて
はなしかけて
ほほえんでくれた
ぼくは
なんの
しんぱいもなく
ないたり
わらったり
おこったり
また
ないたり
みんなに
みまもられて
あんしんして
くらしてた
ねむるときも
あそぶときも
なにするときも
ぼくのそばには
みんながいた
ぼくを見守る
あたたかい
まなざしに
あえる
赤い表紙
![]()
ページを
めくると
とたんに
家族の
げんきな声が
きこえてくる
あのときのまんま
むかえてくれる
にぎやかなぼくのうち
6にんでのくらし
この赤い表紙を
めくれば
ぼくんちの
玄関のドアが
ガラガラっと
ひらくんだ
みんなのいる
あのうち
の
この赤い表紙
は
ぼくんちの鍵![]()
ヂイチャン
が
のこしてくれた
たからもの
![]()
![]()
![]()
ぼくの居場所
![]()
![]()
![]()
げ・ん・て・ん
![]()
か・え・る
![]()
と・こ
![]()
・
・
![]()
![]()
・
![]()
![]()
・
![]()
![]()
・
赤い表紙を
しずかにとじると
ぼくのまえには
ちょっぴり
あかんぼになった
かあさん
が
いる
こんどは
ぼくのばんだね
あいたいひとたちが
そうしてくれたように
わがままばかりの
ぼくのことで
ないたり
わらったり
おこったり
こまったり
・
・
・
でも
それでも
かたときだって
はなれず
きにかけて
いてくれた
けが しないよう
かぜ ひかないよう
けんか しないよう
・
いつも
ぼくが
ぼくで
いられるよう
・
ぼくが
わらっていられるよう
みんなが
かわるがわる
そうして
くれたように
かあさんから
めをはなさずいよう
あまえんぼの
ぼくが
めをさますと
いつも
そこに
優しいまなざしが
むけられていたように
お風呂にはいるとき
いつも
子ザルのように
しがみついて
泣きさけんでいた
ぼくを
いだく
たくましい腕が
あったように
幼稚園に行かん
と
言って泣いては
こまらせたとき
毎日
ぼくの手をひき
送り迎えしてくれたように
だんだん
いろんなことを
おぼえていった
ぼくが
こんどは
かあさんに
・
・
・
だんだん
いろんなことが
できなくなってる
かあさんを
みまもってく
たべるときも
ねんねのときも
おふろも
トイレも
はみがきも
・
・
・
ひとりで
できないことは
いっしょにしよう
ぐずぐずしてても
おもらししても
おんまにのせてってせがんでも
父さんとこにいくってないても
ごはん も たべずに
たいこたたいてても
・
・
・
ときには
ドカーーーん
っと
![]()
に
なること
あっても
かあさんが
かあさんのまんま
あのころの
ぼくのように
なんの
しんぱいもなく
ないたり
おこったり
わらったり
できるように
あんしんして
いられるように