【AlmaLinux9のGNOME SHELLカスタマイズ】
AlmaLinux9起動後、素っ気ないデスクトップをカスタマイズしてマイ・デスクトップにしていきましょう。Firefoxやファイルマネージャーのアイコンがあるバーは、Dashと言われているタスク・バーです。このバーに普段利用するアプリを登録しておくと便利になります。但し、このままですとアプリを起動した時にDashは隠れてしまいます。Dashを表示するには、デスクトップの左上のパネルにあるアクティビティ・ボタンをクリックしないと表示されないので不便です。そこで、GNOME SHELLの拡張機能を追加してデスクトップをカスタマイズしてDashをデスクトップ上に表示できるようにします。
「Dash to Dock」→DashをMac風のドックパネルにする拡張機能です。
「gnome-extensions-app」→GNOME SHELL拡張機能管理アプリです。
「gnome-tweaks」→GNOME SHELLの設定を拡張するツールです。
AlmaLinux9起動後、Live USBと保存領域が認識され自動的にマウントされてます。ファイルマネージャーからデータを操作できるようになっています。
端末(terminal)で「su」コマンドを入力しrootで設定したパスワードでスーパーユーザーになります。
dnf install gnome-extensions-app gnome-tweaks gnome-shell-extension-dash-to-dock
と入力してインストールします。
「gnome-tweaks」は、アプリケーションのユーティリティにインストールされます。
gnome-tweaksを起動し続行します。
ウィンドウで新しいウィンドウを中央に表示するをオンします。起動アプリが常に中央で起動されるようになります。
ウィンドウタイトルバーの最大化と最小化をオンにします。
ウィンドウの右上に最大化・最小化アイコンが表示されます。
拡張機能管理アプリがDashに登録してありますが、インストール直後はアプリケーション・メニューにあります。
拡張機能管理アプリを起動してDash to Dockをオンにします。しかし、インストール直後はログアウトしてログインし直しても機能していません。AlmaLinux9を再起動します。
AlmaLinux9再起動後、Dash to Dockが機能するようになりました。
Dashバーにある米粒アイコンをクリックしてアプリケーションを表示します。Dashに登録したいアイコンを右クリックしてお気に入りに追加をクリックするとDashバーに登録されます。
「AlmaLinux9で日本語入力」
AlmaLinux9で日本語入力できない場合は、ibusのAnthyがインストールされていないためです。設定アプリでKeyboardを選択します。入力ソースで「+」をクリックします。
「入力ソースを追加」画面が表示されます。日本語をクリックします。
「日本語」の中に日本語(Anthy)がありません。
端末(terminal)からスーパーユーザーになってibus-anthyをインストールします。
dnf install ibus-anthy ibus-typing-booster
と入力しインストールします。ibus-typing-boosterは言語変換機能を改善するアプリです。
設定アプリのkeyboardで入力ソースに日本語(Anthy)が表示されるようになります。日本語(Anthy)を選択して入力ソースを追加します。
入力ソースに日本語(Anthy)が追加されました。
Keyboard画面の下部にキーボードショートカットがあります。
「Customize Shortcuts」をクリックします。キーボードショートカットのタイピングをクリックします。
タイピングで日本語入力への切替がSuper+Spaceになっています。Superはキーボードのウィンドウズキーです。
Super+Spaceをクリックすると「ショートカットを設定」画面が表示されます。ここで言語切替キーを変更します。
キーボードの「半角/全角」キーを入力して切替ます。
新しく設定したキーにショートカットが設定されます。
以上でAlmaLinux9のGNOME SHELLカスタマイズと日本語入力設定を簡単に説明しました。WindowsやMacと違って日本語入力と言う基本的なところから設定しなければならないところが厄介です。しかし、Linuxを学習して使えるようになると愛着が沸いてきますので皆様もLinuxを普段利用に活用してみてください。