【緊急検証】サバイバーのマスター、その正体は? | Born Again

Born Again

プレイしたゲームの感想・備忘録などを書いています。不定期更新中。当ブログの記事内容・URLのリンク転載については固くお断り致します。

 

このネタ、前々からずっと触れたいと思いつつタイミングに恵まれずやってなかったんだけど、『7外伝』のトレーラーで鶴野と桐生チャン(浄龍)がサバイバーにいるシーンがあったんで、このタイミングでやるしかないという感じで書きたいと思います。
 
『龍が如く7』から登場した、異人町のバー「サバイバー」のマスター
 
その容姿や経歴(本人談)から、かつて東城会若頭も務めたあの柏木修を彷彿とさせる人物。
 
しかしその『7』では、本人の口から色々語られたものの、結局は柏木さん本人と断定するまでには至らずそこはグレーな状態です。
 
グレーという事は、その分色んな解釈の余地があるという事で、現段階で考えられる事を書き出してみようというのがこの記事の趣旨です。
 
※ただし「グレー」という事は、制作者次第で今後如何様にもなるという事であり、絶対的な正解が存在する訳ではありません。
 
なので、“答えを当てにいく”という方向ではなく、あくまで“こうあって欲しい”という私自身の個人的な希望を述べる場であるという方向で行きたいと思ってるのでその点ご留意下さい。
 
前置きが長くなったけど、マスターが何者かを議論する前にまず、マスターと柏木さんの共通項について簡単に整理しておきます。
 
 
○マスターと柏木修の共通項
 
・武装ヘリに撃たれて生死の境を彷徨ったという極めて特異な経験談
・容姿が本人と微妙に似ている(あくまで微妙レベル)
・顔の傷が酷似している
・バーなのになぜか店のメニューに柏木さんの代名詞であり大好物の冷麺がある
・声優さんが同じ咲野俊介さん
 
ゲーム中から分かる事を整理したものの、これらは単なる状況証拠であって、マスター=柏木さんである事を示す決定的証拠では何一つありません。
 

 
 
その上で、あのマスターが本当は何者なのか、本当に柏木さんと関連があるのかも含めて、以下にいくつかの仮説を提示したいと思いますが、個別の検証をする前にまず私自身の考えを述べます。
 
過去の記事で何度か書いたように、私はあのマスターが柏木さんとは別人だという考えです。
 
何故なら柏木修という人は2009年3月(『龍が如く3』)にもう既に死んだものという認識だから。
 
よく言われる「劇中でお墓が出てなければ生存の可能性もある」説は横山氏の詭弁だと思ってて、頭を銃で撃たれた、マシンガンで蜂の巣にされたなど、明確に死亡・致命傷を負った描写をされてるのに安易にキャラを復活させるのは、リアタイでずっと追ってきた人間としては「あの時抱いた感情は何だったんだ。」と愚弄された気持ちになるので決して受け入れ難い、という考えを一貫して持ってます。
 
その上でマスターの正体について考えられる仮説を以下に提示します。
 
①ガチで本人
②顔のよく似た兄弟
③人相や経歴が酷似した全くの別人
④自分の事を柏木修だと思ってるサイコ
⑤ミラーフェイスの成りすまし
 
 
一番ストレートなのが①のガチで本人説
 
これは先程あげた「状況証拠」が全て柏木さん本人である事を示すという前提に基づくもの。
 
私が①に反証するとすれば、仮にマスターが本当に柏木さんなら、長き眠りから目覚めた後に大吾たちに黙って何も言わず異人町で隠遁生活なんてするだろうか?
 
意識を取り戻したのに大吾や東城会側に何も連絡せず別の道を歩むなんて、柏木修という人はそんな無責任で筋の通らない生き方を絶対許さない人では?というのが、このマスターが現れた当初から抱いてる大きな違和感です。
 
なので、さっき述べたように私自身は①の仮説は有り得ないしあってはならないと個人的には思ってるけど、あくまで検証段階の仮説なので。
 
 
その次に考えられるのが②の兄弟説
 
兄弟といえば、柏木さんの親分である風間の親っさんも(後付けで)譲二という弟が登場し、それも同じ『3』での出来事でした。
 
実の兄弟であれば、少なくとも容姿や風貌が似てる事には全く違和感はない。
 
ただ特異な経歴について何故それを自らの経験談かのように語ったのかというのは②への反論として挙げられます。
 
3つ目は③の全くの別人説。
 
一言でいうと“他人の空似”ということ。
 
ただ全く無関係の別人というのとは別に、もう1つ考えられるのが「影武者」という説。
 
あの武田信玄も弟の信廉が影武者を務めたりしてたという話もあるけど、柏木さんもかつては構成員3万人の東城会のNo.2・本家若頭だった訳だから、ポジション的にはそれに代わる存在がいてもおかしくはない。
 
ただ柏木さんが性格的にそういう事しそうか?という疑問はあるけど。
身代わりを立てるようなコソコソしたタイプには思えないし。
 
あるいは信玄と一緒で、実の兄弟が影武者を務めてたという②の発展形のような話も説としては成り立つ。
 
兄弟かはともかく、影武者なら風貌や特異な経歴までコピーしても不思議ではないし、なぜその経歴を春日に喋ったかは疑問点だけど仮説の1つとしては示してもいいと思います。
 
ここからはトンデモ説になるけど、4つ目は「自分を柏木修だと思ってるサイコ」説おばけ
 
万が一、柏木修という人に魅せられたストーカー紛いのヤバい人間がいたとしたら?
 
そいつが柏木さんに関する一挙手一投足まで全て知ってて、柏木さんの訃報を知って憧れの柏木修に成り代わっていたとしたら?
 
経歴はストーカーなので一挙手一投足までバッチリ把握。
 
容姿に関しても、龍が如く世界は整形で同じ顔を量産出来るハンジュンギという前例があるので問題なし。
 
私が昔見たドラマを元にした異説だけど、ある意味1番ドラマ性があるけど、ダントツで1番怖い仮説です滝汗
 
最後は⑤のミラーフェイス成り代わり説。
 
同じ『7』で登場した、誰にでも変身出来る殺し屋ミラーフェイス。
 
過去にも書いたように、非現実的であまりにも書き手にとって便利キャラすぎて『7』で興醒めしたので私は嫌いだけど、そういう仮説もありかなと。
 
ミラーフェイスと言えども常に仕事がある訳ではないので安定収入は必要だし、殺し屋やるにも拠点や窓口は必要になる。
 
そこで世を忍ぶ仮の姿として演じてるのが「柏木修に色々似たバーのマスター」赤ワイン
 
異人町にバーを開業する事で「街の住人」という仮の身分を得て怪しまれないし、また春日たちを温かく迎えてあえて常連にする事で彼らの情報を逐一把握できる大きなメリットもある。
 
ただ、なぜ成り代わりの対象として柏木さんが選ばれたのかというのがこの説の最大の疑問点ではあるけど、同じ裏社会の人間だから?とか色々思い浮かぶし、何より同じ成り代わりでも④の説に比べれば大分ホラー感は薄めなので、案外あり得るかも。
 

 
 
番外編。
 
同じように『7』で容姿や経歴が似たキャラが登場したラウ・カーロン
 
これ(『7』に出たチャウ・カーロン)については以前より、さすがに本人ではなくラウの影武者か何かだろうとの解釈を書いてきました。
 
桐生への復讐の為だけに浜崎に協力する程執念深いラウが、復讐もせずに大人しく異人町の地下に潜って武器屋なんかやってるはずが無い。
 
そもそも『3』で頭ブチ抜かれてるし銃
ただこの銃弾さえゴム弾やペイント弾でした~っていい加減な事が起こりかねないのが龍が如く世界でもあるので安心出来ないのだがゲッソリ
 
ともかく以上の事から『7』のチャウ某はラウカーロンでは有り得ないとの結論。
 
冒頭でも書いたように、明確に死亡・あるいは致命傷を負う描写をされた過去キャラの安易な復活には“基本的には”反対ですブー
 
ただし例外はある。
これだけ反対しといて何だけど、実は龍司復活だけは賛成派パー
それはまた機会を見ていつかまとめたいと思います。
 
そう言えばマスター、ヤガミサンとも一応面識あったな…。
 
春日、ヤガミサンと来て、あと桐生チャンと会えば主要主人公コンプになるけど『7外伝』の鶴野とのあのシーンで対面あるのか?
 
でも仮にマスター=柏木さんだとしたら、いくらお互い“名を消した男”とは言え気付かないはずが無いやろ。
20年以上ずっと近しい関係だったんだから。
 
開店中にマスターが店を空けてる事も考えにくいからこの時点で別人説濃厚か?とも思うけど、仮に柏木さん本人だったとしたらそこは「たまたま冷麺の具材買いに行ってた」とかで逃げるのかな…えー
 
いずれにせよ、個人的には柏木さんと別人であって欲しいとの強い希望を持ってるので、あのシーンでどんな形でも別人という事が確定して欲しいなと強く願いますお願い