先月『ぼくなつ2』の記事を書いた時に懐かしくなって、その後『1』と『4』をポチッて、久々にPSP出してきてやってます
早速1日から『1』を始めたけど、思ったより早くたった5日でクリア
というのも色々理由というか誤算があって、
・(ゲーム内での)自由時間が2より短い
・(ゲーム内での)時間経過のスピードが固定
・次作以降と違い、メニュー画面で時計が見られない
色々やる事が多い割に次作以降と違い時間的制約がキツく、一周で全部やり切ろうと思うと相当厳密にスケジューリングしないとかなり厳しい。
なので目的地に移動してるだけであっという間に夕飯時で時間切れになり、(ぼくなつ名物の)おじさんに強制送還されて目的地に行けなかった事も数知れず
昔のゲームなのでトロフィーや実績とかは無くて助かるけど、特定のイベントのコンプがEDの分岐に関わるのでその点は無視出来ない。
結論から言うと今作は『2』と比べて思ったほど楽しめなかったけど、その根本的な原因は上記の誤算が最後までジワジワと足かせになったからだと考えます。
もう一つ楽しめなかった敗因は、ボクくん(主人公)が過ごす空野家の面々に最後の最後まで入り込めなかった事。
女の子二人の家庭なのに、虫取り道具のお古を渡されたり、部屋に仮面ライダーのポスターとかがあったり、おばちゃんの「お兄ちゃんの服のお古が云々」発言だったり、はじめから何か違和感ありありのこの家庭。
理由は中盤頃に分かるんですが、それを知った上でもこの家の家族の誰一人感情移入出来ず、『2』の荒瀬家と違い最後まで家族の一員と感じられる瞬間は無かったです。
おばちゃんはともかく、長女はメンヘラこじらせ女子、次女はワガママツンデレ、オッサンは恐怖の強制送還執行員&肝心な時に限って捕まらない(だから凧揚げコンプ出来なかったよ)という今作ダントツの迷惑者
書いてて思い出したけど、そもそも来て早々のボクくんにいきなりアサガオの水やりとかトウモロコシ畑での強制労働wを何の脈絡もなく押しつけたり、最初からちょっとアレな家族だったよなと
要は人物描写やボクくんとの関係の描写が圧倒的に不足してるし、それを見ようにもそもそも上記の誤算のせいで会話イベントも網羅出来ないぐらいキツキツのスケジュールで動かないといけないので、時間的制約→行動の制限→描写不足という負のループがここでも頭をもたげてきます。
まぁ20年前に出たシリーズ初作品(の移植版)に今更文句言うのもアレだが。
上記の理由もあって、結局虫集めもコンプ出来なかったな
先述のようにトロフィーや実績解除系はないので気にしなくてもいいんだけど、そういうタスク盛り盛りの最近のゲームに毒されてる身からすれば、ちょっとね・・・(苦笑)
シリーズ恒例の虫ずもうだけは、『2』の経験が活きてスムーズにクリアしました
ご褒美のてっぺん山も解禁したけど、またまた上記の理由もあって結局2回しか行けなかった
マップは結構広いけど、時間的制約が厳しすぎて全然回れない
夕方になると強制送還執行員がウロついてるし。
結局ラストも、ボクくん置いてけぼりで空野家4人のよく分からん寸劇を見せられただけでこの家族に対しては全然名残惜しさの欠片も沸かず、むしろ最後に出てきたガキンチョ3人組の方に別れの辛さを感じてしまった私
ストーリーやキャラクター周りでは最後まで良いところは何もなく、『2』とは全く比べるべくもないものでした。
唯一良かったのは移植版の追加キャラのアニキくんで、声は成長して声変わりしたボクくん役の子役の人が演じていて、(中の人的に)昔と今のボクくんの邂逅が見られます
アニキくんの正体は彼の話を聞いてたら大体想像がつきますよね
『2』における病院の少女と似たポジションです。
ちなみに分岐EDは小説家エンドでした
凧揚げとオオカミの写真はクリア出来なかったけど、5つの中では一番良いEDみたい。
他のEDもこの動画で見れます。
ダムEDとプログラマーEDは心にグサグサ来て見るの辛いな~
最後に。
http://morino-book.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-0e86.html
クリア後に検索しててたまたま見つけたあるユーザーさんのぼくなつプレイ日記
最初から読んでてツッコミがいちいち面白くて、モヤモヤしたプレイ後のお口直しとして素晴らしかったので少し載せさせていただきます
『ぼくなつ1』をプレイした方なら絶対面白いと思うので是非読んでみてください
『1』も終わったので次はお待ちかね、海が出て来る4をやりたいと思います
Still ぼくなつ goes on・・・