謎多き彼〜親バカ物語〜 | 俗世記録

俗世記録

チビライダーの母の記録



タイトルでお察しの方もいらっしゃるかと思います、


新しい家族のぼくちゃん物語です。

{3AA6EA65-607D-48BA-B5EA-788899FBCD17}




保護された時は別犬のような風貌で、もう何年も野良犬だったかのような毛玉だらけの姿でした。

シュナウザーなら、足元にまで及ぶような長さになるとしたら生まれた時からカットをしていない限りその長さに至らないのでは?と思うのです。


そんな姿だった彼は里塚温泉の敷地で保護をされ、ラッキーにもそこの敷地にあるトリミングサロン・ポコペロさんで一時預かりの運びになったのですが

綺麗にカットをされ、ゴキゲンで他の犬たちと遊ぶ姿は野良の気配が全く感じられません。

私だけでなく、他のお客様や犬たちが来てもワンワンと陽気に吠えて迎え入れてくれる愛すべき犬でした。


そんな彼の虜になり我が家に招き入れた私ですが


初日からムダ吠えどころか吠えませんでした。
緊張しているのかと心配になりました。


でも、オモチャを持ってきて遊んでとせがむしいつも通りの陽気なぼくちゃん


吠える代わりに、「ウゴウゴ」と喉を鳴らして甘えてくるので



「ゴン太さん」


と名付けました。


「できるかな」のゴン太さん。
獣医さんに連れて行ったら若い看護師さんがゴン太さんを知らなくてショックでした。。。




そして、ゴン太さんはトイレの失敗がありません。


オテもオカワリもオスワリもします。


ご飯を見るとピョンピョン飛び跳ねて私の前を走り、ご飯を置く定位置に先にオスワリをして、

ヨシ!と言うまで上目遣いで待ち、それからご飯を食べます。


ディズニーアニメに出そうな動作です。感動しました。


感動ついでに、子供が泣くと前足で抱きついて子供の顔をじっと見ます。


感動しました。



夜になると一緒に布団に入り、イビキをかいて眠ります。
あんまり大きいイビキなので獣医さんに連れて行きました。異常は無さそうです。



ついに吠える日が来ました。



テレビでパンダが映った瞬間にパンダに向かって吠えました。


あとはやっぱり吠えません。




だけど、従順でもありません。


お尻まわりを触られるのが嫌なようで、触った瞬間にキャン!と言って噛みました。


アッ!!!と言って叱りました。


そうしたら、私と向かい合わせにオスワリをして、私の膝を右手でバシッ。つぎ左手でバシッ。

と叩きそのまま私の顔をじっと見ました。


怒んないの!ゴン太さんが悪いの!!


と負けずに怒って体を寄せようと首輪を持ちましたが、

ゴン太さん頑として動きません。


頑固でプライドの高いゴン太さんです。



どうしてこんな面白くて利口な子が放浪をしていたのかわかりません。

生年月日が解ればわかったかもしれませんが、この子には全く情報がなくある日突然現れました。


保護された近所は住宅街で、野良として過ごすにはゴミひとつ落ちていない場所でした。

ゴン太さん自ら家出した?でも届けはありません。



謎です。



我が家に来るがために現れた、と今は信じようと思っています。


{44BE89A5-032F-4EA6-A4F1-546C813C7764}