南御室小屋を越え、最後の急登を越えると
薬師小屋はすぐ。
樹林帯を抜けると、巨岩がごろごろした稜線に。
登山道になぜか落ちていたファンキーな彼を、
9時に登り始めて、午後2時半に薬師小屋到着。
標高差1000m、コースタイム7時間を5時間半で踏破。
「やっぱりペース早すぎるよ。」
今回思いがけず、途中何度もよし子さんに
注意されたこと。
「そんなに早く歩かないで、ペース配分考えないと。」
?
「それじゃぁ、一緒に歩く人がいたら可哀想だよ。」
!
えぇぇぇっ。
そうなの!?そうなのぉ!!!!??????
今年6月に登山再開する前の、
はるか15年以上前のおいらは、ほぼ100%単独行だった。
携帯もなく(今もPHSなので、持ってても意味ないけど)
頼れる人もない山行では、「速く歩く」すなわち
「不測の緊急事態に対処するゆとりを作るための
リスクマネジメント」
だと思っていました。
コースタイムより早く歩ければ、何かあっても
暗くなる前になんとかできる時間の余裕ができる。
そんな風に考えていましたが、
人と登る時は、それじゃダメなんですね。
単独行ゆえに気づくことができてなかったとは言え・・・・
いや、それ以前の人間性の問題?
かなりショックを受けつつも、犯してしまった過ちは
反省するしかない。
とりあえず、温かいお茶でブレイク。
いやほんと、寒かったです~。
お天気は、終始曇りで北岳方面も全く見えませんでしたが、
日没直前にご褒美が。
<北岳方面のシルエット・薬師小屋近く砂払いより>
いろいろと・・・・勉強になります。
ありがとう、よし子さん。
<つづく>