八ヶ岳縦走・6/10・その2 | F.O.E. to F.O.E.

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Friend or Enemy から Friend of Earth な生き方へ。
人も動物も植物も鉱物も、地球から生まれてきた細胞には
すべてとつながり合える記憶が刻まれているはず。
登山・ガーデニング・健康オタク道などつれづれに。

こんばんは。


途中になっていた八ヶ岳縦走日記、

ご一緒したKさんから

矢のような更新の催促が・・・。

がんばって更新しまふ


Kさん悲願の八ヶ岳最高峰赤岳の登頂成功。

そして高山植物との危うい出逢い。


そしてそして・・・八ヶ岳最難関と言われる横岳。


われわれ、やりましたよ!

「蟹の横ばい」といわれる断崖絶壁を

脚をすりあわせながらの横移動、

そそり立つ鉄梯子の連続。

あまりの緊張で、写真を撮る余裕ナッシング。


無事通過!(「岳」と言いながら、はっきりした頂上がない)

メモリアル・ショット。

これで、今年の年賀状はバッチリね!

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緊張がほぐれたところでエナジー補給。

新宿の石井スポーツで大プッシュされた

フリーズドライのトムヤムクン。


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朝、行者小屋で購入したお湯をポットから注いで・・・。

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酸味と塩味と辛みのハーモニー、

温かいスープが五臓六腑に染み渡る!

下界では味わえない、食物のおいしさ。


もう、ここからは危険な場所はなく、

硫黄岳に向かって、ハイキング気分でOKです。

硫黄岳の頂上の手前にあるのが

かつて浩宮様のお泊まりになったことのある

硫黄岳山荘。

HPにて盛大に宣伝していた「大好評」という

噂のウォシュレットを見学。


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きれいすぎる・・・。

山なのに・・・。稜線上なのに・・・。

水洗であるばかりか、ウォシュレット!?

「ずいぶん、とおくまできちまったんだな・・・」的な、

今回、このトイレで年月の流れを

いやというほど痛感しました。


硫黄岳は、横岳同様にはっきりしたピークのない山ですが、

南北両側に巨大な爆裂火口跡があり、断崖絶壁。

現在も火口の縁は崩壊が進んでいるそうで、

下の画像の緑の線は、この先危険のロープ。

オレンジの斜線のところは、

一見すると普通の地面に見えますが

見えない亀裂が入っており、何年か前に

写真を撮ろうと縁に近づいてそこが崩れ、

滑落して亡くなった方もいるそうです。

ロープの先も地面だと思って、安易に近づくのは命取り。

私の立っているところも、実は危なかったかも・・・怖。


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ボトムスの色とケルンの石の色が・・・。

完全に保護色に。溶け込んでます。
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この後は、本当は夏沢峠を越え、

中山峠を越え、黒百合ヒュッテまで行く予定が

Kさんの体力の限界が訪れ、断念。

正確に言うと、体力はOKだったのですが

徐々にコースタイムとの遅れが大きくなり、

もう途中の根石山荘で17時。

山小屋到着は15時が基本と言われているので

17時はタイムリミットでした。


下は、2泊目にお世話になった根石山荘です。

これぞ山小屋!といった感じの

クラシックなたたずまいがイカス!

「思い描いていた山小屋のイメージにぴったり」

と、Kさんも狂喜乱舞。


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行者小屋、硫黄岳山荘と、近代化された山小屋を目にして

若干寂しさを感じていた私には、

根石山荘は懐かしさいっぱい、ホッと心休まる小屋でした。


そんな根石山荘も、ついにトイレを水洗化すると言うことで

本日は神主さんが山に上がってきて(もちろん徒歩で)

地鎮祭をしたのだとか。

御神酒をご相伴にあずかりました。

アテにいただいた煮干しが、なぜかうまくて止まらない。


最後の晩餐。

フリーズドライのタイグリーンカレーとお赤飯。
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カルボナーラ
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山小屋の必須アイテム薪ストーブ。

こいつはなんと「D51」という商品名。

そう、「デゴイチ」です(若者には意味分からないか・・・)。


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薪をくべつつ、高山植物の好きな小屋番さんの

人生物語や山小屋生活のお話しなど聞きながら、

夜はしんしん更けてゆくのでした。


翌朝大変な事態が、

われわれを待っているとも知らずに・・・・。


(次回で完結)


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今日はイングランド・ドイツ戦ですね~。

楽しみだわ。


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