Jリーグサポーターには3つの袋が大切だと言われていますずら。
一つ目は堪忍袋。
チームがなかなか勝ち点を稼げず残留争いに巻き込まれたとしても、サポーターはスタジアムに駆けつけ選手たちを後押しする。ブーイングは最後の手段。選手たちが項垂れて視線を落とすのを見たら、声援でその顔を上げさせるのが役目ですずら。
イライラして選手たちに罵声を浴びせても、気が晴れるのはほんの一瞬だけずら。堪忍袋の緒はそんな簡単に切れないもので、少し我慢した後には何倍もの喜びとして自身に返ってくるものですずら。
と言うことで、サポーターには忍耐力が必要という大事な袋のひとつですずら。
二つ目はエチケット袋。
Jリーグのサポーターはチームを追って日本全国を旅しないといけませんずら。
北は北海道札幌から南は沖縄琉球まで、もしクラブがACLの出場権を獲得したらアジアの果て、中東の地まで足を運ばないといけない場合もありますずら。
そんな時に必要不可欠なのはエチケット袋。
車でも電車でも、そして飛行機であっても乗り物酔いをする人は多いですずら。嘔吐感に耐えながらエチケット袋を握りしめた辛い記憶は誰でも一度はあるんじゃないずらかね。…そんなに無いずらか。
三つ目は福袋。
サポーターはクラブにお金を落とすためにいろんな買い物をするずらけど、その中でも年に1度の恒例行事が新春福袋となりますずら。
価格は1万円〜5万円ほど、手頃な値段から豪華なものまでラインナップ豊富にクラブが提供してくれるんずらけど、その中身と言えば…
定価で買ったら倍以上の値段がするとか、ここでしか手に入らない非売品のアイテムが入っているとか、その売り文句に嘘は無いんずらけど、はっきり言ってしまうと売れ残りの商品を詰め込んだ在庫処分物。少数ながらも当たりが入っている袋を用意したり、目玉商品を入れたりして、抱き合わせ商法として提供されますずら。
それを分かっていても買ってしまう、いや買うのが義務の袋となっていますずら。
ということで、サポーターに必要な3つの袋をご紹介したずらけど、それ以外にもゴミ袋も大事なアイテムのひとつずらよね。
遠征先のスタジアム、しかもゴール裏の席は屋根が無いところが多く、突然の雨にずぶ濡れになるなんてことは良くあることですずら。
そんな時に必要不可欠なのが大きめのゴミ袋ですずら。
サッとバッグから取り出し、突然の雨に濡れないように荷物や上着を突っ込みますずら。試合が終わったら濡れたポンチョやユニを持ち帰るのにも必要ずらし、周りの人のために2枚〜3枚忍ばせている人も多いだろうずら。
で、なんでこんな話をしたかと言うと、三つ目の福袋の話と関係がありますずら。
今日はフロンターレではなくいわきFCのことを書こうと思っているんずらけど、そのいわきFCもご多分に漏れず福袋を販売していましたずら。
まあ、結局は買っていないんずらけど、冒頭の大事な話の通り、本来ならサポーターであれば無条件で買わないといけないものでしたずら。
でも買っていない。その理由は、選手グッズが大量に入っていそうだからなんずらよね。
いや、去年のグッズとはいえ選手とチームを応援するグッズなんだから良いじゃんって話になるんずらけど、それはその選手を選べればの話ですずら。
今年限りでいなくなる選手のグッズが入っていても困ってしまうずらよね。よっぽど好きな選手で、クラブを去っても応援したいと思える選手くらいじゃないと要らないアイテム代表格だったりしますずら。
そして、今年のいわきFCはかなりの選手がチームを抜けることになっていますずら。
フロンターレも大幅入れ替えで激震が走っているとか言っているずらけど、いわきFCに比べたら波風立っていない凪の状態とも言えるくらいですずら。
では、その災害レベルの移籍情報を見てみますずら。
2024年 いわきFC 移籍情報 | ||||||||
IN | OUT | |||||||
Pos | 選手名 | 所属元 | 移籍種別 | Pos | 選手名 | 移籍先 | 移籍種別 | |
GK | ジュ ヒョンジン | 大東税務高校(韓国) | 新加入 | GK | 高木和 徹 | 東京V | 復帰 | |
GK | 立川 小太郎 | 湘南 | 新加入 | DF | 河村 匠 | 東京V | ||
DF | パク ジュンヨン | 安山グリーナーズ(韓国) | 新加入 | DF | 家泉 怜依 | 札幌 | ||
DF | 照山 颯人 | 今治 | 新加入 | DF | 辻岡 佑真 | 宮崎 | 期限付き | |
DF | 生駒 仁 | 山口 | 新加入 | DF | 遠藤 凌 | 新潟 | 復帰 | |
DF | 大森 理生 | FC東京 | 育成付き | DF | 吉田 知樹 | 高知ユナイテッドSC | 完全移籍 | |
DF | 辻岡 佑真 | IPU・環太平洋大学 | 指定→新 | DF | 江川 慶城 | FC大阪 | ||
MF | 西川 潤 | C大阪 | 育成付き | MF | ネルソン エンリケ | パライエンセ(ポルト) | 復帰 | |
MF | 大西 悠介 | 国士舘大学 | 新加入 | MF | 永井 颯太 | 東京V | ||
MF | 坂岸 寛大 | 新潟医療福祉大学 | 新加入 | MF | 岩渕 弘人 | 岡山 | ||
MF | 加藤 悠馬 | 拓殖大学 | 指定→新 | MF | 芳賀 日陽 | FC大阪 | 育成付き | |
MF | 大迫 塁 | C大阪 | 育成付き | MF | 宮本 英治 | 新潟 | ||
FW | ブワニカ 啓太 | 千葉 | 新加入 | MF | 宮崎 幾笑 | 岡山 | 復帰 | |
FW | 白輪地 敬大 | 桐蔭横浜大学 | 新加入 | MF | 黒宮 渉 | 未定 | 契約満了 | |
FW | 近藤 慶一 | 名古屋学院大学 | 指定→新 | FW | 吉澤 柊 | 宮崎 | ||
FW | 棚田 遼 | 広島 | 育成付き | FW | 有田 稜 | 山形 | ||
FW | 古川 大悟 | FC大阪 | 完全移籍 |
ちょっと見にくいかもしれないので画像も貼り付けておきますずら。
左が加入する選手、右が出ていく選手ですずら。
加入選手でも、特別指定から完全移籍契約に切り替わった選手もいて、「指定→新」と書いてある3名がそれにあたり、増員という感じはしないかもしれませんずら。
そんな感じで、17名の選手が所属先のクラブに戻ったり新天地へと旅立って行きましたずら。
多すぎる!
しかも主力として活躍していた選手が多く、ディフェンスの要だった高木和、家泉、遠藤、河村、江川が抜けるのはどうなのって突っ込みたくなるずらよね。
だって、GKとDF登録の中では出場時間が多かった順からいなくなっているんずらよ。
他のポジションを含めても、出場時間が多かった選手ほど出ていく傾向がありますずら。
唯一、キャプテンだったクラブのレジェンド山下は残ってくれたずらけど、青森山田出身の彼なので、黒田監督あたりから声がかかっていたんじゃないかって想像してしまいますずら。
山下優人はいわきFCが地域リーグを戦っていた頃から在籍する唯一無二の存在。もの静かな彼がキャプテンを務めるのも、クラブの歴史を知り中心選手であり続けた信頼と実績があるからですずら。
その彼が抜けたとなったらという空気がもしかしたら移籍を思いとどまらせたのかもしれませんずら。
まだ27歳なので、J1クラブから声がかかったらそこでチャレンジしたいという思いは絶対にあるはずなんずらけど、今年もいわきに止まってくれたのは感謝しかありませんずら。
ということで、この出ていく多くの選手のグッズが福袋に入っていることは間違いないだろうずら。
オラのイチ推し選手だった家泉は札幌へと移籍してしまったずらけど、チームカラーは似ているので、ギリギリ身につけても利用できる可能性はありますずら。まあ、コンサドーレを応援する様なシチュエーションはほぼ無いんずらけど、それでも家泉が出場しそうだったら何試合か見てしまうんだろうずら。
東京V、札幌、新潟と、6人がJ1のクラブに個人昇格したのは喜ばしい限りですずら。
そんな選手を育て上げてくれるクラブという評価があるいわきに、J1クラブなどで出場機会が限られている有望な若手を預けてくれるところが多くなり、今年はその借りている選手たちを中心にまた新たな戦いが始まることになりますずら。
いわきFC自体はJ1用のスタジアムがまだ無いずらし、J1へのステップアップはまだ数年後に捉えながらクラブの規模を少しずつ大きくしている最中ですずら。
実際にJ1に上がるためのスタジアムが完成し、クラブの体力も整ってきたら、この選手を借りて育てるサイクルから脱却しないといけない時期が来るんずらけど、今はこのやり方を邁進していくのは間違ってはいないと思いますずら。
ただ一点だけ注文をつけるとすれば、それはJ2というカテゴリーに残留し続けるということですずら。
J3に落ちてしまうと運営資金にも影響が出てくるずらからね。
分配金も少なくなるずらし、DAZNでも放送されなくなって露出度が減り、それによってスポンサー離れも起こるだろうずら。
ファンやサポーターも注目度が下がるクラブを観に行く意欲が減少するずらし、対戦相手の規模も小さくなって、ビジター客を見込んでの収益、特に観光地として期待している湯本には小さくない影響があるだろうずら。
まあ、今年の田村監督のフレキシブルな戦い方を見ていると、上位には食い込めないかもしれないずらけど、魅力的なサッカーを続けてくれそうずらし、勝ち点もそれなりに稼いでくれそうではありますずら。
しかし、あまりにもスカッドが変わりすぎており、特に守備の安定を構築するのには骨が折れそうですずら。
いわきFCが売りの一つにしているフィジカルの強さも、新加入選手たちは半年から1年をかけて体を改造していくことになるだろうずらし、シーズンの頭はそれを売りにして守備をすることも出来ないだろうずら。
そんないわきFCずらけど、今年のチームスローガンが発表されましたずら。
”UNLEASH”
解き放つとか解放するという意味らしいずら。
何を解き放つかは選手それぞれって感じだろうずらけど、いわきFCに来たことにより、肉体改造や新たな視点からフットボーラーとしての新境地を見つけ、そして自身の能力を解放していって欲しいずらね。
ということで、クラブがスローガンを発表したので、オラも今年使うアイコンを更新しておきましたずら。
チームは本能を、オラは煩悩を全力で解き放って行きたいと思いますずら。
選手たちはストイックに肉体を鍛え上げていいくことだろうずらけど、オラは堕落した食生活で、このだらしない体型を維持して行きたいと思いますずら。
今年は何試合いわきの試合を観に行けるだろうずらか。
主軸となるフロンターレの試合数が激増ずらずらし、そちらに時間と休みが取られてなかなか行く機会がなさそうずら。
でも、今シーズンも引き続き応援していく所存でありますずら。
さて、家泉が移籍してしまったので今年の一推し応援選手を誰にするか決めかねているんずらけど、候補の筆頭は大迫塁ずらかね。
神村学園からセレッソ大阪に加入し、去年はほとんど出場機会が無かったはずの逸材ですずら。
とオラが勝手に思っているだけなんずらけど、一昨年の高校選手権での印象が強烈すぎてフロンターレに来てくれないかなぁって願っていた選手の一人ですずら。
その選手が巡りめぐっていわきFCに来てくれるとは。まあ育成型のローン移籍ではあるずらけど、元々フィジカルで相手を蹴散らしていた彼なので、いわきラボでどんな魔改造がされるのか今から楽しみでしかありませんずら。
まあ、去年もいわきFCで頑張っていた近藤にも期待しているんずらけどね。
彼らFWが得点源となってくれれば、決定力不足に泣いた2023年のイメージを払拭して…、って、そんなに上手くは行かないずらか。
まあ、いわきFCに関しては不安より楽しみの方が大きいずらね。
去年は途中から指揮をとった田村雄三監督ずらけど、今年はキャンプからチーム作りをできるずらし、新たな素材を使ってどんなチームを作ってくるのか興味津々ずら。
では、今年のLOVEいわき宣言はここまでずら(●´ー`●) ノ