癌サバイバー | 酒屋のおやじのブログ

癌サバイバー③

ちょっと昔の事なんで思い出しながら書いております。

最初の手術は入院期間が14日で退院してもいいです。と医師に言われましたが、「先生 20日入院で保険の入院給付金が出るからもう一週間入院させて」お願いしたら20日の入院になりました。

癌の診断給付金、入院の給付金、手術給付金、退院給付金 保険会社から頂きました。

退院後の生活はこれまでと同じで、普通に仕事できました。ただ、人工肛門という事で、先にも書いたようにお腹に袋が付いておりますので、それがはずれないかと心配はありました。ストマ袋の交換もわりとスムーズに行えていました。

退院後、抗がん剤治療をしようという事になり、ゼロックス療法というのをしました。

「先生、抗がん剤治療したら、やっぱり髪の毛は無くなりますか?」

「いや、この薬は大丈夫。髪の毛は抜けません。ただ副作用はありますよ」と言われました。

副作用その1 冷たい物が触れない(触ると痺れが来る)手のひら、足の裏は反応が早く、長引きました。

   その2 点滴による薬の投入なので、点滴の刺した針のあたりが強烈に痺れて来る

   くらいかな。風呂に入るのに裸足でタイルの上を歩くのが辛かったです。

  点滴して薬飲んで、一週間のインターバルがあって1クール4週間、それを8クールの予定でしたが、6クール目で寒くなる季     節になりこれ以上は無理。とお願いして11月くらいに止めました。

1年たてば人工肛門を元に戻せるという事を信じて、この厄介な年を越しました。

これからが、とんでもない事の始まりです。