For the Team(フォア・ザ・チーム) | PTAはPTA

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私が経験したことを基にPTAに対して感じたこと・感じていることを綴ってみようと思います。

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ラグビーワールドカップ2019大会の4強が決まりました。

日本代表は残念ながら惜敗しましたが、

予選リーグも含め、試合終了後の選手たちのコメントの多くが

私の心に残る、スポーツだけでない会社や活動にも活かせるものになった気がします。

 

ラグビーだけでなく、団体競技では

For the Team(フォア・ザ・チーム)」

One for all, all for one

 

とよく言われます。

 

この言葉に対して、あまりよい感情を抱いていない方もいらっしゃると思いますが、

それは

For the Team(フォア・ザ・チーム)」を「自己犠牲」と捉えているからではないでしょうか?

One for all, all for one」を「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」と捉えているからではないでしょうか?

 

もし「チームのために・みんなのために自分を犠牲にする」と捉えてしまうと

集団はチームでなくなり、

指導者に先導されるただの「羊の群れ」であり、

経営者に従うだけの「企業奴隷」であり、

昔でいう「滅私奉公」になってしまいます。

 

これだと、多くの人は反発し、集団に属することを避け、

「起業」「フリーランス」「無所属」となっていく人が増えるのも自然の流れ。

最近は、本当に優秀な人は「企業」に属さず「起業」していくので企業には人材が集まりにくいとの声が自社も含め会社の人事関係者から聞こえてきます。

 

人が自律し自立するというのは、とてもいいことである一方、その中には「フォア・ザ・ミー」の人たちも多く含まれています。

それがいいのか?

と思うと私にはちょっと疑問符が付きます。

 

本当は

For the Team(フォア・ザ・チーム)」

自分が最大限に力を発揮することで、チームの最大成果に貢献する

チームの目的を達成するために自分の役割は何か、どのように役立てばいいのかを常に考え、自分ができるパフォーマンスを実践する。

そうした行動ができる人がチーム内に多ければ多いほど、そのチーム(組織)は強くなる。

 

One for all, all for one

ひとりはみんなのために、みんなはひとつの目的(勝利)のために

 

 

 ミスターラグビーと言われた平尾誠二さん仰っていました。奇しくも、南アフリカ戦が行われた10月20日平尾さんの命日でした

 

 両方とも、目的を達成するために、最大限の成果が得られるために自分(個)として何ができるかを常に考えて実践する、そうした人たちの集まりがチームということを教えてくれています

 

 ラグビーサッカー、その他どの競技でも試合に臨むためには十分に準備をし、作戦を考え、シミュレーションをして臨みますが、一旦ピッチに入れば一人一人が自分の判断で、勝利のために自分のできることを考え最大限のパフォーマンスを実践る、それをチーム全員が理解しあっているチームこそ、本番では力を発揮し、強いというのは見ていてよく分かります。

 選手だけではなく、栄養士さんやトレーナーや戦略を分析してくれる人など表に出ない人すべてがチーム。

 その中で目標達成のため規律やルールが必要なら自分たちで考え、自分たちで作っています

 個人主義とは、個人の尊重とはそういうことではないかと思います

 

これは仕事でも、地域活動でも、なんでも同じような気がします。

目先のことで言えば

私が締結できた契約も、貴方が成功させた商談も

決して一人の力でできたわけではなく

資料を作ってくれた人、いい製品を開発してくれた技術者、相手方と良好な関係を築いてくれていた先人、経費を整理してくれている人など、それぞれのポジションで皆さんが役割を最大限果たしているからこそ成し得たこと、最終的に成立の場に私が、貴方が いただけで。

でも目的が、成し得たことが社会に貢献できることだとチーム全員が信じているから成し得ることだと思います。

 

は一人では何もできません。

自分以外の人がいなければ、自分という存在すら誰にも認めてもらえません

他の人がいて、初めて自分という存在が認められるし、仕事というのは社会の中で何かしら役に立ちたいから真摯に取り組むしそれは自分以外の人たち相手(社会)に貢献することが目的だからではないでしょうか。

有償無償は後からついてくる、結果としての話だと思います

地域活動でも、PTAでも同じだと思います。

 

 

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