にくだん! -6ページ目

にくだん!

肉食男子の肉談義

近頃ではもう言わずと知れた、というレベルに達している有名店、牛蔵。
友人が3か月前に予約していた枠に空きができたということで、急遽参戦。
初めて知った頃もなかなか予約の取れない店だったが、3カ月待ちとは…
ともあれ、折角のチャンスなので勿論記録する。


gyuzo3.JPG
本日のお肉は青森産とのこと。まあ、食べて「むむ、これは○○牛!」なんてことはまずないのでどこでもいいんだけど、明確に青森とわかって食べたことはないのでちょっと楽しみ。
松阪や神戸のような圧倒的知名度、ブランドバリューはないけれど、青森も和牛の生産が盛んだそう。
青森も震災の被害が大きいので、せめてばかり応援の気持ちを込めて、頂きます。

gyuzo4.JPG
こちらのお店の唯一の弱点はレバ刺しがないこと。炙り刺しがお勧めだったので頂いた。
ニンニク醤油で食べると、しっかりした赤身の風味でおいしい。

gyuzo5.JPG
ではまず、タン塩から。程良い厚みで美味しい!脂のノリが良く、かつタンならではの食感もある。
幸先の良いスタート。
今回は5人で行っており、それぞれ2人前になっている。

gyuzo6.JPGgyuzo7.JPG
お次は、ヒレとサーロイン。
どちらも非常に柔らかく、また脂もクドくない。ステーキのようなこのカットが具合良く、裏表だけでなく6面それぞれジュウと焼くと程良い火加減になり、網焼きステーキのような塩梅で頂くとベスト。
これは塩でさっぱり行きましょう。

gyuzo8.JPG
ある意味問題児なのがこのリブロース。
肉質は柔らかく、脂の乗りが良く、身の味も強い、まさにハードパンチャー。
タレで頂くとこれぞ焼肉と言わんばかりのヘビーな味わいで、特に満足感の強い部位。
なんというか、写真の見た目でイメージできる味そのままだと思ってくださいませ。相違ありませんでした。

gyuzo9.JPG
とにかく今回は贅沢部位、しかも全てロース系で攻めているので真打感が少し掠れてしまっているけど、僕の最も好きな、ミスジ。それと手前はザブトン。
まあ、A5ランクのこの辺の部位というだけである程度保証されているようなところもあるが…納得のうまさ。

基本的にカットは雑で、個人的にはミスジはもう少し厚みのあるカットをレアで頂くのが好きかな。持ち前の甘みをフルに発揮するにはそうした方がより一層良い気がする。
それもあって最初にサーロインやヒレを頬張った時が一番感動が強かった。
ある程度どれもうまく焼けたとは思うけど、何枚かはカットのばらつきで焼きムラが避けられなかったように思う。
ただ味の方向性が大衆焼肉っぽいので、店としてはわかっていてやっている感。ここはお上品な気持ちを捨ててうまい肉をがつがつと、勘定を気にせず食うのが一番!

そしてこの後、ハンバーグやら麺類やらをしこたま食べて、お会計は一人頭4,500円。肉オンリーで行っていれば4,000円を割っていた。
破格もいいところで、他で同レベルを求めればちょうど倍くらいになるだろう。ちょっとふつうじゃない。
むろん、幾つかの贔屓にしている高級店はそれに応じた、牛蔵にない価値を提供する店揃いだが、並のA5焼肉店では予約の取りにくさを要素に入れても勝負にならない。それこそ常にGROUPONの割引価格で勝負しているようなものだ。
同レベルの無茶を実現する店が増えてこない限りは、昼の行列予約の過酷さは当分収まることはないだろう。
今回はちょっと工夫を凝らし、GROUPON(ある意味、悪名高き)を駆使して安く楽しませてもらうことに。
≪特選希少部位入り8品「極上和牛食べ尽しコース」≫
相当額6,120円⇒⇒⇒【2,929円】

という奴だが、【相当額】とあるように、例によって実在のコースではない。
相変わらず割引パーセンテージ頼みの下手な紹介である。


まず、<ホルモン道場>という屋号は何店もあるが、改めて調べたところもしかしたらチェーンを外れているのかもしれない。
旧店名が<ホルモン道場 輪倶闇市>と言ったのだが、輪倶闇市の公式サイトの系列店舗に入っていないのだ。
実際どういう関連なのかはっきりわからないので、この部分については言及しないでおく。
ただ、この流れで知った輪倶闇市系列もそのうち行ってみたくなった。

さて、輪倶闇市と同じ徳永商店かどうかはわからないが、とにかく肉卸の直営と謳うお味の程はどうか。

コースは
白菜キムチ、サラダ、レバ刺し、カルビ、ロース、特選希少部位セレクト(ハラミ・ザブトン・ヒレの3種から1つ)、和牛握り寿司(3貫)orビビンパ、わかめスープ。

タンが入っていないので、こちらは別途オーダー。
yakiichi.JPG
一般的な和牛店の上タンの値付けで、価格相応。不安もあったが、一安心といったところだ。

さて肝心のコースのお肉の方はいかがなものか。
レバ刺しもまあ、今どきまずいレバ刺しを出す店の方が珍しいくらいで、ふつうに旨い。

yakiichi2.JPG
ご覧の通りなかなかどうして、結構な霜の降り具合。カルビも見てわかるとおり、脂身がゴリッとなるようなことのないちゃんとしたものだ。
なお、左がカルビ、手前がロース、右がザブトン。

実際のお味の方も、このコース価格で食べるには十分の満足度。
特にロースは甘味が強く、上々の出来だった。
味付けのシオダレが結構いい感じで、風味の強いロースとの相性が良かった。
それだけにカルビは肉の旨味がもう少し強いと良かったかな。
他に比べるとやや淡泊だった感。この肉だと塩よりタレかな、と思った。

総括、コース料金プラス一人頭1,700円程度、つまり5,000円弱としては立派、大満足。
ただこのコースを一人前6,000円と言われたら、実質8,000円クラスということになる。
正直に言ってそれはちょっと厳しい。
それだったら<くにもと>や<ワンシンエン>に行ってしまう。

ただ、多分アラカルトで頼んでもそこまでの金額にならないのではないか。
下手に定価を高くしたがためにリピートのハードルを上げているのは、ミスかと思う。
7~8,000クラスを望むのであれば、もう少しハイエンドさを感じられる何かが欲しい。
あの3種盛がそれぞれ多少分量減らしてもセット5,000円なんかだったらお値打ち感があっていいのだが。
読み方はヤンサンドウ。
上野に二店、赤坂にも店舗を持つ、個室焼肉の店。
店の作りがしっかりしているので、商談や宴会などにも使えそうな、収容数も多い店。
部類としては高級店に入るだろうか。


接客はレストラン的な意味合いでは悪くないが、焼肉屋のホスピタリティは少し違うのかな、という感じもある。
大きいお店なのである程度仕方ないけれど、肉マニアからするとやや突き放したような印象を受けるかもしれない。
もっとも女子会や宴会コースを押しているので、ターゲット自体あまりコア層を狙っていないのだと思う。

オーダーは陽山道盛り、タン塩、それと本日お勧めの極上ハラミ。後もう一個、多分上ロースだったかな…
できればタンから出して欲しかったがランダムに運ばれてくるのでタンを待つ。

yansando.JPG

タン塩は見た目よし。味もまあまあ、高級店平均点というところかな。あまり強い印象はない。

yansando2.JPG

陽山道盛りは希少部位の3点セット、ミスジ、カイノミ、ササミカルビ。ササミといっても鳥のササミとは異なり、ナカバラの一部でカルビでも上質な部分だ。
できればどれがどれか明記しておいてほしかったが、奥からササミ、カイノミ、ミスジだと思う。ちょっとカルビ二種はどっちがどっちか怪しいけど。
手前の塩肉は多分、上ロース、だったと思う。この日は名物のリブステーキが入っていなかったので。

yansando3.JPG

ハラミは勧めるだけあって柔らかく美味しかった。ふつうに旨い、という印象。
旨いんだけど、これも含め全体に味が強いので量食べるとしんどいかも。
フォローしておくとこの言い方は相対的なもの、つまり同等クラスの肉を最近よく食べているせいであって、絶対評価としては評価できる肉だと思う。

全体的に霜降りが強いラインナップなので最後の方は結構胃に来ていた。(昼に食べた牛かつのせいもあるかもしれないけど)肉質は価格帯相応に、全体に良好。やや脂に頼り気味の感はある。
セットメニューが豊富なので、上手に使うとコストパフォーマンスも出せると思う。

予約なくても行けるし、店としての使い勝手は悪くない。
程良く塩を織り交ぜないと味の面は若干くどくなるかな。それか上物を減らすか。
また時間を見つけて今度はリブステーキのある時に来てみたい。
今回はランチで、銀座の牛かつ松阪。
三原橋の地下、シネパトスの向かいに位置する小さなお店。
ここは焼肉割烹 松阪の系列という、大阪ふう串揚げの店。


matsuzaka.JPG

わらじサイズの大判な松坂牛の牛かつは、ごはんセット付き1,050円と場所柄格安。
丼ぶりの中はキャベツでいっぱい。ボリューム的には文句なしでしょう。

お味のほうはいかがというと、新橋の<おか田>とは同じ牛かつでも趣がずいぶん異なる。
あちらがサッと揚げたレアなのに対してこちらは火が通っている。
衣はざくざくというより薄くしっとりとしていて、カツというより「揚げ牛肉」という風合い。排骨みたいな感じ。
カツとしてはもっと普通の厚みのあるカット、ざくざくした衣の方が好みだが。

一口かじると、肉の風味がとても強い。脂の甘味がじんわりと口に広がるのは、そんなに良い部位ではないのだろうけどさすがに松坂牛ということか。
カウンターの向こうで並べている生肉も鮮やかな色をしているし、差しも揚げ物に使う肉には見えない。
人によってはカツとして邪道とも言われかねないが、非常にパンチのきいた男の昼飯だ。

食べ終わる頃には若干胃が重く感じられたが、うまい肉をガッツリハードパンチで食える、何より他では食べられない調理の、貴重な店だと感じた。
でももう少し小ぶりでも厚みがある方がうれしいかな…それだと肉の取り都合で足りなくなるのかもしれないけど。
池袋の豚料理、BOOMINを目指して行くも、満席のため断念。
ダメもとで近くの焼肉貴仙に行ってみたところ、予約なしで入ることができた。
過去の写真集でも触れているので繰り返しになるが、記録しておく。

kisen02.JPGkisen03.JPG

貴仙と言えば、と言ってしまっても良いかもしれない。厚切りの上タン塩。
焼いているうちにぷっくりと膨らんでくるのを見ていると食欲がそそられる。

この日はミスジが入らなかったそうなので、貴仙カルビ、ハラミ、上ロースと特選カルビを頂く。
それと焼物でないところではキムチとレバ刺しだがこちらが結構なもので、ライスが進む。お勧めしたい。
肉質は、そこそこ値が張るだけにいつ来ても結構な水準を保っている。特に上ロースは外さないうまさであると思う。

特選カルビは、凍っていたかどうかはわからないがかなり冷えていて焼くのに時間がかかったが、とろける美味さだ。他のはデフォルトでタレで味付けされているが、特選カルビは塩とタレから選ぶ形になる。
過去の写真にも乗せているが見ての通り(今回とはちょっと見た目が違った。やっぱ凍ってたのかな?)かなり濃厚な脂の乗りなので、塩でさっぱりと頂こう。
ちなみに、選択肢として提案しておきたいこととして、貴仙カルビと特選カルビと共に頂くなら、いっそ奮発してKING貴仙カルビをチョイスするのも悪くない。こちらはかなりの量になっている上に上等な霜降りなので(過去写真参照)一皿3500円という価格にたじろがなければ、それ相応の満足を与えてくれるだろう。

今回は飛び込みだったが、基本的には事前の電話確認をした方がいいと思う。
まあ、特に「貴仙に行くぞ」というのでなければ行くだけ行ってだめなら<清江苑>や南口の<やざわ>など池袋は和牛焼肉が少なからずあるのでなんとでもなるが。