蟹座の新月 夏至直後の金環食 | 西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

西洋占星術に魅せられて、2011年3月に占星術師としてブログデビューしました。
 長い間勉強してきたことを何らかの形で少しでもお役に立てたらと思います。星は常に歩み続けています。星の動きと心の動きをつれずれ語っていけるブログになればと思います。

20206211541分 夏至直後の金環食です。

 

きらびやかな夏の始まりを告げる夏至直後の今回の新月は、切り替え感満載で、勢い溢れる配置となります。

 

春分を1年の始まり、スタートとし、1年のテーマを打ち出すポイントと考えると、

夏至はその大きなテーマに向かって、スピードを増し熱く拡大して行く最中となります。

 

蟹座の入り口で起こる金環食は、牡羊座から双子座までに発達させた個人的な意識や心情から、蟹座が示す集団的な土台での共有意識へのビビットな切り替え地点となります。

 

それまで保有してきた個人的な価値観を否定し、大きな価値観に飛び込み帰依する事が重要となります。

 日本での食は8Hで起きています。

 

 そして太陽は10Hのルーラーで、月は9Hのルーラなので、

今回の食は、8Hが示す、社会保障や、税金、諸外国との経済的な関わりや死亡に関する事、10Hが示す政府、与党、国のトップ(首相など)、9Hが示す、発展性が見込める物事全般がテーマとなります。

 

通常の新月とは異なり、食の影響は半年から1年ほど続くと言われてますので、現状も浮上している給付金問題や、与党の動向、外国との経済的な関わり(オリンピックやインバウンド問題)などの影響は、当分焦点となり継続していきそうです。

 

新月のアスペクトで印象的なのが、土星の水瓶座とのタイトな150度です。

 

土星の水瓶座が示唆する、新たな生活様式という時代の流れ、要請に対し、努力や調整、矯正を強いられることを意味します。

 

土星は逆行中で、7月初めに山羊座へ一旦戻り12月17日にまた同じ位置に戻ってきます。

土星は逆行中なので、内省的で未来志向ではなく、意識の範囲は過去へと向かいがちで、後戻りの最中となります。

 

多少長くかかりますが、新たな生活様式が本格的に根ずく印象深い準備期間となるでしょう。

 

そして新月には4H火星がスクェア、海王星もゆる~くスクェアで関わっています。

 

火星は5Hのルーラーで、子供関連、レジャー、投機やマーケット関連も意味し、8Hが示す諸外国との経済的な問題や、4Hが示す国民感情、野党、天変地異、国土関連などの火種がこの半年から1年の間に予想されるところとなります。

 

蟹座も魚座も水のエレメントなので、水関連にも注意が必要かもしれません。

 

その他のアスペクトでは、7H双子座金星と、3H水瓶座土星がトライン。

 

金星は逆行中で、社交や楽しみを純粋に追い求める傾向が強まりますが、土星とトラインなので、安全を見据えた保護の役割を強めてくれそうです。

 

 社交やコミュニケーションに関しては、枠を超えて暴走する雰囲気はなく、それなりに風通しがよく、楽しみを見出せそうな気配です。

 

8Hの金環食のテーマは、

「ある方向性をしっかり定めて安心できる場所を求め、自己変革を図る」ではどうでしょうか。(笑)

 

4Hの海王星と火星へのアスペクトが活発で、1Hのルーラーである冥王星も、木星とともに大きなパワーで援護していますし、4Hは新月とも関わっていて、足元を明るく照らしています。

 

この力を最大限に生かさない手はないです。