牡牛座天王星の時代 | 西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

西洋占星術に魅せられて、2011年3月に占星術師としてブログデビューしました。
 長い間勉強してきたことを何らかの形で少しでもお役に立てたらと思います。星は常に歩み続けています。星の動きと心の動きをつれずれ語っていけるブログになればと思います。

天王星は、84年で、12サインを一周し、約7年間 1サインに留まる。


天王星が入るサインは、既存の社会や、環境をどのように改革し、新しい未来へと繋げるかと言う方向性を示唆。

現在天王星が位置する牡牛座サインは、2026年までいるので、その間に牡牛座が意味する経済、自然、所有意識、安心感、安全への人々の意識が一変すると言う事を示唆する。

日常を過ごすのに大切なお金や、食べ物など、具体的な物事、暮らしそのものの大きな変化。

 

去年の夏の神奈川を直撃した台風も然り。

今のこの状態は、世界的に既存の暮らしが一変している状況で、正に時代の波に呑まれているという感が強い。

 

牡牛座に天王星が入るのは、84年に一回で、周期としては、人の寿命にほぼ相当していて、

歴史を垣間見てみると

 

前回牡牛座に天王星が入っていた1938年には、1940年に当時東京でオリンピック開催予定だったものが、日中戦争などにより、やはり中止になっていて、平和を脅かされてのオリンピックの取りやめが、現在の状況に酷似している。
 
そしてご存知の様に、そこから世界は大きな変革の波を受け、第二次世界大戦の勃発と共に暮らしは急激に一変して行ったという歴史を持つ。

そして、さらにその前の牡牛座天王星時代の1853年7月には、日本では

ペリー来航という大きな出来事が起きている。

歴史的に見ると、牡牛座天王星時代は、大きな時代の転換点に位置するように見受けられる。

遥か遠い未来から見た時の、歴史的な時代の転換地点。

そこを乗り越えて、既存のやり方が一変され、時代は進歩していくとされる。

そして現在土星は、水瓶座に入ったばかり。

3/22に水瓶座に移動。(7/2に山羊座へ一時移動)

 

土星は、強制されること、することも意味し、

今現在、コロナウィルスのために強制されている事を考えると、

 

「人と人との距離を保つこと、密着しない事」

フランスなどは、学校に行かなくても、オンラインで授業を受ける事を実践している。 

日本でも、オンラインで、自宅で友人達と飲み会をしてたりする事。

これらは、全部水瓶座の意味する、友好的で、友情をとても大事にするが、決して密着せずに、距離感を保つ事と面白いように繋がっている。

土星は、しなくてはいけない事を示し、水瓶座が示す
距離感を強制されるということ。

そしてまた、試練の星でもある土星は、今年から2年半ほど、偏りを嫌う水瓶座の象意の元にある。

 

世界共通、平等に全土が抱える試練を示す水瓶座土星。

 

これまでのように、一部の人々だけに困難な事が起こるのではなく、どこにいても平等に試練が起こるという共通の試練を示唆。

 

そして解決策のヒントは水瓶座が示す、

「同じ目的をもって世界が友好の手を結び、この難題に集団で立ち向かう事」にあるのかもしれない。

今や全世界において、どこにいても危険なコロナウィルス。

早々の撲滅を心より望む。

これから時代は、幾多の困難を経て、個人の尊重、人権、平等、富の分配や平均化、真の人との関係性などへのテーマにもシフトして行くと思われる。

 

今人類は、大きな転換地点の入り口に立っているのかもしれない。