水瓶座の新月 | 西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

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西洋占星術に魅せられて、2011年3月に占星術師としてブログデビューしました。
 長い間勉強してきたことを何らかの形で少しでもお役に立てたらと思います。星は常に歩み続けています。星の動きと心の動きをつれずれ語っていけるブログになればと思います。

本日1月31日午前6時38分、水瓶座10度の新月でした。



サビアンシンボルの意味は、人真似ではない独自の着想を、自分の内側から編み出していく人物。



社会的通念をものともせずに、山羊座サインが示す地域的な枠内のみの保護を嫌い、世界中の人々が平等に偏り無く満ち足りた生活が出来るという理想を旗印に打ち出すのが水瓶座サインです。




その水瓶座の新月は、水瓶座の支配星でもある天王星と60度をとっていて、水瓶座の変革のテーマをさらに色濃く強調している配置となります。




個人的に考察すると、水瓶座が位置するハウスのテーマにおいて、新たなる書き換えや結びつきが起こり、区切りの時となるでしょう。



ちょうど、年の区切りとされる節分も、近まる時期でもありますし、この日の新月に合わせたように金星の逆行が終わり、水星は今日の夜半に魚座に入りますので、個人によっては一時的なインパクトを感じる事があるかもしれませんね。



金星は、明日2月1日から順行に戻ります。



今日は順行と逆行の切り替わりの日となりますので、金星が示唆する愛・お金・物事の価値に関する事に関して、強い動きが生じる可能性もありそうです。



金星は山羊座の冥王星と合(0度)で、対向にある蟹座の木星と180度を形成しています。



社会権力や、集団の中の根深い問題に、この金星は巻き込まれていたのですが、腹を据えて、まさに白黒の決着をつけようじゃないかという寸前で、冥王星とタイトに重ならずに踵を返して順行に戻るのです、この動きは面白いです…



とりあえず一旦問題から離れ、金星は内省を終え、外界の活動へと向かうのです。



ただ、ここまでの内省は決して無駄ではなく、クリスマスの時期から逡巡し抱えてきた個人の価値基準の新たな見直し、そして水瓶座サインのテーマのあらゆる既成概念を取り外した愛情観のチャージへと繋がって行けるでしょう。



金星はこのあと、火星や土星との出会いに向かい、様々な感情の絡みを経験することになりそうですが、大きな広がりや進展も期待できそうです。




太陽は、2月の半ば辺りに土星と90度になり、水瓶座の変革のテーマに関して、既得権益が絡んだ障壁や、反発も予想され、固定宮特有の重たい雰囲気が生じそうです。




このあたりは、東京の都知事選も既に終了していますので、新たな風の価値感である、集団のテーマに第一陣の障壁が立ちはだかる時と言えそうです。



個人的にも、このあたりは個人の主張がぶつかり合い、重い展開が生じるかもしれませんね。



新しい世界への扉を開くために、現実と向き合いステップアップするプロセスと考えて、おおらかに受容し、乗り越えていく気構えを持つといいのかもしれません。



いよいよ明日から2月、あっと言う間に過ぎる 1年で一番短い月ですね。



水瓶座の太陽らしく、理想を胸に掲げ、外へと精神性を広げて行きましょう!



そこには必ず、何らかの新たな繋がりや出会いや新展開が待っているのだと思います。