昨日あたりから、夜空に煌々と月が浮かび上がっていますね。
それを見ながら もう満月が近いんだなと感じることを、毎月繰り返しています。
占星術において、月が丸々と太って行く時期を、強い月と言ったりします。
勢いがあるんですね、新月に始めたことの結果を出そうと、ひたすら突っ走っていく満る月です。
生まれた時の自分の月の状況が、どういう位置にいたのかをみることで、月が象徴する心や感情や、母、妻(女性だと自分自身)の様子を推察することができます。
太陽は、自分自身を能動的に社会で活かすエネルギーですが、それよりも大事なエネルギーが月の力なのです。
月の力が強いということは、基盤がしっかりしているので安定性に富みます。
これは、家庭においては、妻に主導権を持たせたほうがうまくいく、とよく言われることとリンクしているような気がします。
今回は、魚座太陽と乙女座月で起こる満月です。
海王星他の天体もたくさん魚座にあり、魚座祭りの状況の今、、魚座の何でもありの茫洋とした部分に対し、鋭いツッコミが入れられる図ですね。
ただこの満月部分に、双子座の木星が絡んでTスクェアを形成していて、柔軟宮独特の迷いや繊細さや、不安定感が増すイメージとなっています。
些細なことで、感情が揺れ動きやすかったり、迷いが生じやすい傾向があります。
ちょうど魚座の逆行中の水星と火星がコンジャンクションを形成しているのもあり、うっかりした些細なミスがきっかけで言葉による行き違いも生じやすくなっています。
大事な連絡は、なるべく細心の注意を心掛けて見てください。
ただ水星の逆行中ということも考慮して、今は魚座の持つすべてを受け入れる寛容な優しい気持ちを取り入れて、些細なことにとらわれないように過ごされるといいと思います。
金星も同じ満月の日の、26日午前11時にうお座入りします。
金星は魚座に入ると、高揚します。
金星は、あらゆる楽しみ事を象徴しますので、海王星とコンジャンクションすることによって、よりロマンティックで非現実的なファンタジックなものと繋がっていくイメージです。
日常性から遠く離れた夢の世界にのめり込んでいく感じでしょうか。
非現実的なものと繋がりやすいので、本質をうまく捉えられなくなる傾向はありますが、そこに十分な注意をしながら、満ち足りた創作活動を行うのにはもっとも適した時期になります。
せっかくのこの時期、この楽しみを享受してみると、新たな別の世界の扉を発見することもあるかもしれません。
何をしようか考察してみるのも楽しいですね。
そして現在土星と冥王星がミューチュアルレセプションでセクスタイルをずっと形成しています。
土星と冥王星のアスペクトは、権力や伝統などに関しての根本的な見直しや、見直しのために変化を加えていく力、対抗するエネルギーといった象意があります。
このサインが山羊座と蠍座という事を考えると、まさに社会においての力関係や伝統の淘汰を実践中と考えることができます。
そして、現在のテーマ(スポットライト)を現す魚座の太陽が、この冥王星と土星との小三角に向かっていますので、色んな努力や協力により、これらの物事が前進していく動きになってきます。
個人的にも、身の回りに同じようなテーマを抱えている方は、解決の方向にむかうかもしれませんね。
魚座に太陽が来る季節は、新しい季節への希望と、来る別れへの惜別の感情との間で揺れ動く
時期となります。
不安定だけど、かけがえのない大切なこの時期に、水星の逆行とともに過去の出来事と邂逅してみるのも星の導きかもしれませんね。
今年の私のソーラーリターンは、金星、海王星が魚座でコンジャンクションです。
これは、1年にわたって影響しますので、ちょっと楽しみでもあります。