このところバタバタ忙しい日々が続いています。
もうすぐ連休が始まりますね、毎年連休はどこにもいかず家にいるのが通例ですが今年は一日だけ、母がどこかに行きたいらしく親孝行を珍しくするつもり。
さすがに最近年取ったなと感じますね。私もですが、母も
思えば祖母が亡くなった年齢を母は超えているのです。
私から見るとすごく孤独な人生を歩んで来た人です。
その孤独は間違いなく自分で選んできたものです。
しかし母のきょうだいはすごく優しい人たちで、私からみると母はとても恵まれています。
母の手術が7時間に及んだ時も、叔父、叔母たちはみんな集合してずっと付いていてくれました。
日頃母から、何かを得られる事って本当に何もないんだけど、むしろ迷惑を掛けているほうなんだけど叔父・叔母たちは無私の愛情で接してくれます。
ただ本人は恵まれていることに気づいていないのですが。
私は母のようになりたくないとずっと思っていましたが、やっぱり母と同じようにどこか孤独感が
つきまとうなと最近自覚しています。
このところのネイタル月に対する天王星・冥王星スクェアの影響もあるかもしれません。
決して人に恵まれていないわけではなく、むしろ恵まれているのかもしれないのですが、心の隙間がどこか埋められない面があります。
孤独感に苛まされる部分があります。
水の気質の部分で常に傍らで見守ってもらいたい欲求と風の束縛されたり支配を嫌う部分の自覚。
そして牡羊座の月の自分の視点で一人で突っ走って行きたい欲求。
ただこの個々のサインの成熟度を上げていければ、これをポジティブなバランスで使いこなすことができるようになると思う。
それを目指すのが心理占星術の方向性。
自分自身の成長も大きな課題。
そう考えるとまだまだ未熟。
この孤独感は、それを教えてくれているのかもしれない。
そもそも心理的なものにこれだけ興味があるということは、自分自身の中で無意識に心の未成熟な部分を感じ取って大きく変容させていきたい欲求と繋がるのかもしれない。
チャートに月と冥王星がタイトなクインカンクスを形成していて、それを軸に2つのヨッドを持っている。
ヨッドは、どうしても関わらずにはいられない縛りを表していて、矯正を意味する。
私の月と冥王星は、それぞれその2つのヨッドの頂点を担当していて、どちらも互いに矯正を迫られることになる。
月と冥王星の象意において矯正が行われなければ繰り返し何度も同じ縛りの葛藤状態が訪れる。
それを克服してサインや天体の成熟度を上げ、うまく変容して行くことができれば、縛りや葛藤から解放されて天才的な能力を発揮すると言われている。
占星術の面白いことは、学ぶにつれて今まで経験したすべてのものが実になること。
例えば、昔高校生の時読んだアガサクリスティの小説 「春にして君を離れ」
主人公の主婦が、ある事情で一人旅をしなくてはいけなくなりその旅の長い時間の中で自らの人生を初めて客観的に眺めて行き、自分自身の真実の姿を知ることになる。
最後のどんでん返しが、すごくて読んだときは脱力感に襲われたのを覚えている。
これは、今思うと占星術での自分自身の検証とよく似ているように思う。
最後のどんでん返しも人間の変容の難しさを考えさせられた。
アガサクリスティという人も、こういう小説を書いているということは、心理的探求において何らかの関わりや課題を抱えていたひとなのかもしれない。
いずれにしても、自分の持つ天体やサインを成熟させ、ポジティブに使って行くことが目標になってくると思う。
そして魚座と水瓶座の葛藤。
水瓶座と蠍座の葛藤もあるかも。
どこまでも一体化したい気持ちと、距離感や自由を求める面がどこまで行っても相容れない。
これも考えてみれば2つのサインの共通点、強烈な揺るぎない信念や、表現の仕方は違うけど
対象を定めブレない情熱の注ぎ方などを接点として自分を変化させていけるキーワードとなりえるかもしれない。
最近インド占星術に興味を持ち鑑定を受けてみました。
インド占星術はサイデリア方式を採用しています。
これは、西洋占星術とちがって、実際の天体のサインで観る方式です。
長い間の春分点のずれにより実際の天にあるサインは現在ほぼ1サインずれているのです。
なのでインド占星術は、うお座生まれの私は水瓶座生まれとなり、アセンダントも水瓶座になります。
私は自分の中では、水瓶座の影響がすごく強いと自覚している部分があるので、その結果もそれなりに信憑性があるような気がしました。
そしてやはり月の状態が傷ついているとのことで、孤独感が強いとのことでした。
たしかに西洋占星術でも月は思い切り傷ついていますね。
ただ人生後半の愛情運をみる第9分割図は、ASCに金星がコンジャンクションして傷ついていないのですごくいいそうです。
これは、西洋占星術においてのハーモニックと同じような技法ですね。
ただインド占星術の技法を見てみると、天体配置の考え方などにとても斬新さを感じました。
天体同士の度数ではなく、ハウス同士の天体の配置でアスペクトも考えるのです。
たとえば、月の両隣のハウスに、特定の天体以外の天体が月を囲んでいるか?そしてかつ月のハウスが妨害されていないか?
月が示す象意の一つの心の状態を観る方法だそうです。
アスペクトにとらわれすぎて、そういう配置からの視点を考えていなかったなと自省しました。
枠を外して物を観るってやはり大事。
自分の持っている天体とサインを成熟したポジティブな方向に向かわせるには、太陽を輝かせて軸をしっかり持つことで安定していくとされる。
どうすればその方向に向かえるのか?、どう導いていくことができるのか?それはとても難しいけどそのためにもっと勉強を重ねていく決意です。
勉強を重ねながら得たものをシェアしていけたらいいなと思います。
一緒に勉強して行きたい方がいらしたらぜひお知らせ下さい。
自分自身の内面に沈下した目にしたくないもの(シャドウ)と対面するのは辛いけど、それを避けては魂の成熟へとは向かえない。