台風19号が去って (追加あり)さらに追加あり | ニコリーヌの 夢見る頃を過ぎてもSAPHO症候群とともに

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フォローさせてもらっブログが設定を間違えて表示できていません。ごめんなさい。

ご心配をおかけしました。
私は無事です。

各地で酷い爪痕を残した台風19号でした。
犠牲になられたかた、被害に遭われたかたに言葉のかけようもありません。
この大変な状況を乗り越えてほしいと願うばかりです。


この台風19号で、私も初めて避難しました。
(避難の顛末は下の方に。)
    



結果的に今回は、本当にギリギリのところで洪水にならなくて済みました。
13日夕方に避難準備=高齢者は避難開始、
追って  避難勧告、さらに避難指示まで出ました。
川が越水と氾濫を起こさなかったのは奇跡という危険レベルでした。
私が住んでいる町の、利根川堤防のそばに住んでいるお友達の話によると、川の水は堤防の上スレスレまであがっていて、あそこで増水が止まらなかったら越水やら、堤防破壊やらで洪水になっていた可能性は高いです。


ブロ友さんからの情報では、
> 利根川は、上流の八ツ場ダムが今回10月1日から試験貯水が始まったため、一気に56mも水位が上がる水を溜めたそうで、もしこれが無かったら利根川流域も危なかったと言われています。

もし既にダムが完成して満水状態だったら、今回溜められた大量の水はやはり放流されていたでしょうから、本当に運が良かったとしか言えません。



とのことでした。

文字通り危機一髪だったようです。


しかし一方で、このような記事もあります。

八ッ場ダム問題に長年取り組んできた嶋津暉之さん(当会運営委員、元東京都環境科学研究所研究員)の記事の一部を紹介しますと、


https://yamba-net.org/48931/

>現時点でわかることを下記の通り整理しましたので、その結果を掲載します

(中略)

八ッ場ダムがなければ大変なことになったという意見が聞かれますが、国交省の数字を使うと、八ッ場ダムの効果はこの程度のものなのです。

 河川整備計画に沿って河道の維持(河床掘削作業)に努めていれば、上記の通り、栗橋地点の水位は70cm程度低下していたのであっで、八ッ場ダムの小さな治水効果を期待するよりもそのことの方がはるかに重要です。

洪水になっていれば、ハザードマップによれば利根川から7キロほど離れている私の所でも3メートルの水が来たかもしれません。


>八ッ場ダムが本格運用されていれば、今回の台風で緊急放流を行う事態に

 国土交通省関東地方整備局が「令和元年台風19号における八ッ場ダムの試験湛水状況について」を記者発表しました。

 http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/kyoku_s_00000334.html

 嶋津暉之さん(当会運営委員、元東京都環境科学研究所研究員)が国交省が発表した数字を踏まえ、八ッ場ダムの貯留能力について考察した論考を紹介させていただきます。

~~~~~

 上記の記者発表によれば、今回の豪雨で八ッ場ダムに貯留した洪水は7500万㎥です。八ッ場ダムの洪水調節容量は6500万㎥ですから、1000万㎥も上回っていました。試験湛水の初期段階であったので、1000万㎥オーバーの貯留が可能だったのです。

(以下略)つまり、本格運用されれば、緊急放流されていたということです。(引用終わり)




科学的な検証が行われてからでないと、どうなのかは定かではありませんが、

今回多くの河川でダムから放流された多量の水をが、さらに多くの水害に影響しているらしいので、ダム=有難いという図式には疑問を感じています。川底を深くする工事と、堤防の強力化の方が安心という気がしないでもありません。




さて、それよりも今回私にとって脅威だったのが思川で、こちらは台風到着前に避難するように防災メールが来ました。そして避難勧告、避難指示まで行きました。

こちらが洪水になると2〜3メートルの浸水になるとハザードマップに出ています。

私の住所には今までそのような事態になったことがなかったので、血の気が引く思いでした。


最寄りの避難所はいくつも満杯で他所へ回るようにと市のHPに出ていました。


数日前から確認して、さらに当日は他の避難所にも確認しましたが、ペットは厳禁ということで、

避難を諦めることも考えていたところ、

高台に家があるお友達から救いの電話がありました。家に来ていいよと。


そこで、遠慮もしないでお言葉に甘えて、娘と、猫二匹連れて避難させていただきました。

お友達のおかげで、本当に有難い一夜を過ごさせていただきました。


避難所に入れてもらえないならば、車で高台まで行って、車中で過ごすことを考えていましたが、60メートル近い強風が吹くかもしれないという予報でしたので、外は危険と諦めていました。

本当に、お友達には足を向けて寝られません。


夜明けまで鳴り響く防災メールでしたが、

翌日お昼頃に警戒レベルが下がり避難指示避難勧告は解除されました。

か、相変わらず水位は高いままで、今も警戒レベルは3で、洪水警報は出たままです。


なぜかいつもよりも水位が下がらないと不思議だったのですが、もしかするとそれが八ッ場ダムからの放水によるとものと考えるとつじつまが合います。




台風が来る前に、個人で出来ることは可能な限り手当てをしていました。
けれども、堤防のかさ上げやら、補強やらの土木工事は国や自治体の力をもってしてでなければできません。安倍総理や、霞が関のお役人にお願いしたいです。毎回被害を出す河川の決壊などが起きないような頑丈な堤防などの設置ほか、国民の命を守る政策を実行しでくださいと。



避難所で一晩過ごしたお友達のはなしも、聞きました。避難所も、大変な様子でした。(機会がありましたら別記事で)

ではでは。