科学とマジック それはいつまでも | バラのお話

バラのお話

1998年 福島県須賀川市でバラ農園をはじめました。
農家は研究開発型の仕事だと言う信念で
とにかく、毎日を実験しまくっています。
バラの育て方の方法を色々と書いていきます。
もっといい方法があれば、コメントください。
ありがたいです。

カザンリク ブルガリアの バラの谷 カザンリク で 

香水用に育てられている ダマスク種です。

 

 

ヨークアンドランカスター

同じ株の中で 朱と白の花が咲く 源平桃のような

品種です。(お話も源平合戦に似ている)

 

イスパパン 今 核施設があるとかで話題になっている

イランの都市 の名前のついた ダマスクです。

花が 全部上向きに咲きます。

 

 

カトルセゾン 四季 という名前の通り 四季咲きの

ダマスク です。 と言っても 今頃が花数は一番多く

後は ぼちぼちです。

 

 

こんなふうに ダマスクも色々 育てているのですが

 

みんな 性格が違います。

 

 

香りの強さも違います。

 

 

それは いわゆるカタログとは違っています。

 

この中でも カザンリクは 強香 と言われていますが

 

わたしのハウスでは 中香 くらいです。

 

 

イスパパンに至っては 花は いらん というほど咲くのに

 

香りがしません。 カタログでは 中香 となっていますが

 

全くしません。 だから これは 花見用。

 

 

うちのハウスで 一番香るのは

 

ヨークアンドランカスター 割と 花も 多くて

 

香りも強いです。

 

カトルセゾンもよく香ります。

 

この辺も カタログでは 中香 ですが

 

うちでは よく香ります。

 

 

写真に載せていませんが

 

マリー・ルイーズ というバラも 育てています。

 

香りは強いですが 花が小さいので 摘むのが面倒。

 

 

 

こんな感じで 実際育ててみると

 

カタログの値とは、ずれます。

 

 

育つ環境が違いますからね。

 

 

 

バクテリア や カビ を育てているときも

 

ちょっとしたことで 結果がずれました。

 

かなり コントロールされた 環境で育てているのにも

 

関わらずです。

 

 

 

遺伝子屋 たちは 同じ遺伝子なのだから

 

同じ手順でやったら 同じ結果になるはずだ

 

というのですが そんな事はありません。

 

 

 

「 お前やってみろ 」 ということで よく 

 

喧嘩していましたが

 

農業環境は コントロールしにくいので

 

もっとぶれます。

 

 

だから やってみるしかありません。

 

農業は 科学のように見えて 芸術。

 

なのかなあ と思っています。

 

7年前の 記事から そんなに 進化していませんね。