エネルギー5(光から糖に) | バラのお話

バラのお話

1998年 福島県須賀川市でバラ農園をはじめました。
農家は研究開発型の仕事だと言う信念で
とにかく、毎日を実験しまくっています。
バラの育て方の方法を色々と書いていきます。
もっといい方法があれば、コメントください。
ありがたいです。

オランダの菊屋さん

オランダは緯度が高いので

11月には 電照しないと カロリー不足になり

うまく咲きません。

 

(この電照は 菊の咲く時期を変えるためにする 電照とは違い

かなりの光強度が必要となります。)

 

 

原始 生き物は 葉緑体を細胞内に招き入れて

 

太陽光から エネルギーを化学エネルギーとして

 

作り出すことに成功しました。

 

 

このおかげで エネルギーを使い放題

 

することができるようになり

 

毎日の生活で 使えない分は 糖( デンプンや木質も含む)

 

や 脂肪 ( 油脂 ) として 蓄積していきました。

 

 

 

植物 (藍藻なども含む) は 空気中のCO2を食い散らかして

 

地球表面の空気の 50%以上であったCO2 を 殆どない

 

くらいの量にしてしまいました。(今は 0.04%)

 

 

植物は CO2が0.01% 以下になると 食えなくなるようなので

 

これ以下になることはないと思いますが。

 

 

そんな 蓄積した 太陽エネルギー は 石炭や石油

 

などの 炭素系の可燃物として 地中に保存されています。

 

 

 

今 人間が掘り起こして使っている 石油 石炭 メタンガスは

 

植物が(とそれを食べる動物、微生物等が)コツコツ 地球内に

 

溜め込んだ 太陽エネルギーを使っているということなのです。

 

 

 

植物 すごい。

 

 

私は 前職で バクテリア や カビ などの

 

培養をしていましたが

 

 

 

動物も植物も微生物も 基本的な構造が変わらないので

 

 

 

餌は 同じようなもので良いのです。

 

 

ただ バクテリア(光合成菌は別)でも 

 

糖を自分で作ることができないので

 

 

培養液には 砂糖などの糖分を 

 

入れてあげなければいけません。

 

 

植物を育てるときは 太陽が糖代わりになるので

 

糖を入れる必要がないのです。(CO2は空気中にあるから)

 

 

その他の 必須成分(窒素、ミネラルなど)は 

 

量の違いこそあれ

 

 

微生物も植物も動物も同じようなものが必要です。

 

 

 

今、私達の知っている地球上の生き物は 

 

みんな同じような仕組みで動いているということです。

 

 

 

太陽がすべての生き物の(ほんの少しの海底生物を除き)

 

エネルギー源となっています。

 

 

太陽 偉い。