エネルギー6(エネルギーと複雑系システム) | バラのお話

バラのお話

1998年 福島県須賀川市でバラ農園をはじめました。
農家は研究開発型の仕事だと言う信念で
とにかく、毎日を実験しまくっています。
バラの育て方の方法を色々と書いていきます。
もっといい方法があれば、コメントください。
ありがたいです。

バラの花弁も 採れたては 甘いのです。

それは 糖が含まれているから。

それらの糖は 呼吸によって消費されるので

どんどん 甘くなくなっていきます。

それは、とうもろこし や 枝豆でも同じです。

 

 

太陽のエネルギーは 糖という形で保存されますが

 

エネルギーがあればそれだけで

 

生きていけるわけではいけません。

 

 

生きているということは 複雑な系を維持していくということ。

 

ほっておくと かってに崩れていくシステムを

 

かってに崩れていく(エントロピーが増大していく)

 

方向に行かないように保持していくには 

 

維持システム(細胞や酵素など)が必要となり 

 

それを組み立てるための

 

データが必要となります。 

 

 

データ(設計図)があっても

 

エネルギーがなければ そのプログラムは動かないので

 

絶えず エネルギーは必要だということです。

 

 

人間が エネルギーだけで動くのなら

 

1日 2000kcal ほどあればよいのですが

 

そうは行かないのは 生きていることは複雑

 

だからです。

 

 

エネルギーだけで済むのなら

 

1日 灯油 250ml ほど 飲んでいればよいのですが。

 

 

そうすれば 灯油が高い 今の御時世でも

 

1日 50円ほどで 暮らせるのですが。

 

 

 

そういうわけにはいきません。