雀は農薬か? | バラのお話

バラのお話

1998年 福島県須賀川市でバラ農園をはじめました。
農家は研究開発型の仕事だと言う信念で
とにかく、毎日を実験しまくっています。
バラの育て方の方法を色々と書いていきます。
もっといい方法があれば、コメントください。
ありがたいです。

農薬のことを話そうと思ったら

まずは 農薬って何?

というところから始めなくてはいけないので

これが面倒なのです。

 

なぜって?

虫や病気や草を抑制したり、あるいは作物の成長に関わる

効果が認められたものは、何でもが、農薬になるからです。

 

例えばてんとう虫。 これは、生物農薬なんです。

アブラムシに効くということがわかっていますから。

 

実際、あまり飛ばない てんとう虫 を育種して

アブラムシ防除用のてんとう虫として売っています。

 

合鴨も雑草を防いでくれるので、

考えによっては生物農薬です。(グレーゾーンですが)

 

うーん?

 

定義なので仕方ありません。

 

詳しくはここを参照ください。

 

結構わかりやすく書いてくれています。

 

 

 

とはいえ、読みにくいですが。

 

 

私が 無農薬と書かないで

 

化学農薬不使用 とか 化学合成農薬不使用

 

などと

まだるっこしい書き方をするのは

てんとう虫 も使うし、酢 も使うし 納豆 も使っていますから

これらは、全部 農薬 なのです。

 

でも、

農業につかわない 塩酸 や 硫酸 などは農薬ではありません。

ただの 毒物 とか 劇物 です。 取り扱っている法律が違います。

 

とまあ、境目がわからないので

いろいろとそのへんはいい加減に行きたいと思います。

 

さて、今日の お題 雀 ですが

 

その昔、 中国で 毛沢東 の命令で 

スズメが 米を食うので 絶滅せよ という命令が出て(雀打倒運動)

 

田んぼから、雀をいなくしてしまったら

今度は虫が大発生。 かえって、米の収量を悪くしてしまった

というのが、史実としてあります。

 

とすると、雀も虫の害を防ぐための農薬? とも考えられます。

 

自然界では、こんなふうに、いろんな生き物がつながっていることが多くて

ある、害虫(害獣)を減らそうと頑張ると、それに抑制されていた、

違う害虫が出てきたりします。

 

にこにこバラ園でも 化学農薬で 虫たちを一網打尽にしていた頃は

農薬耐性の虫たちが、かえってはびこって、農薬が

全然効かなかったりしたのですが。

 

農薬をまくのをやめて 6年位になりますが かえって ダニや スリップスの

被害は減っていると思います。

もちろん、いることはいますし、時々大量発生もしますが

全滅というようなことにはなりません。

 

時々、雀も 群れて飛んでるような ハウス (天窓からか フイルムの破れから

入ってきているようです。)なので 中で 生態系ができているんでしょうね。

 

最初、農薬を止めてすぐは 大きな蜘蛛たちが 大きな蜘蛛の巣を張っていましたが

この頃は、小さな走り回る 蜘蛛たちが増えたようです。

 

毎年同じように見えるハウスの中も 年々 生態系バランスは変わっていっているようです。

 

そんなことも考えながら

農薬のことを話していこうと思うので

 

これは、ちゃんとまとまりませんね。

 

気長にやっていきます。

 

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