久しぶりに反抗期の話です
ボランティアで、中高生の男の子に接する事が多く、
それに伴い、お母様から相談を受ける事があります。
高校2年生のカイト君は、
県下有数の進学校に通う 凄く聡明な男の子です。
練習の厳しい運動部に入っていて、
尚かつ、お稽古事の教室にも通っているのですから、
相当能力が高いと言えるでしょう。
私とは、かれこれ10年以上の付き合いになります。
なので、お稽古の途中で、
学校の事、部活の事、将来の事等、楽しそうに喋ってくれますし、
時には、お稽古が終わった後、1時間程語り合う事もあります。
そんなカイト君ですが、
御家庭ではほとんど喋らないらしく。。。
夕食も一緒に食べないとか。
「息子の考えていることがさっぱり分かりません。
私はどうしたら良いのでしょうか。」
と、お母様は途方に暮れているようです。
(あら、どこかの誰かに似ているような。。。)
なので、何で家では喋らないのか、
直接カイト君に尋ねることにしました。
唐突に尋ねても答えてくれないと思ったので、
私からの相談、という形にしました。
「中高生の男の子を教えていると、
お母さん達から相談を受ける事があるんだけど。
ちょっと分からない事があるので、相談に乗ってくれる?」
「なんですか。」
「中1~高1位って、反抗期と呼ばれているよね。」
(カイト君は高2なので、敢えて高1としたところがポイントです)
「そうですね。1番反抗が激しい頃ですね。」
「その頃って、親に反抗的な態度を取ったりするよね。」
「そうですね。」
「反対に、親の事無視したりもするよね。」
「そうですね。」
「何でなの?」
「まあ、干渉されたくないからですよ。」
「そうなんだね。」
「あと、親の態度が、小さい頃と変わらないから嫌なんですよね。
過保護は、子どもの可能性を潰すというか。。。」
(ギクッ。。。)
「だから親に反抗したり無視したりするの?」
「まあ、そうじゃないですか、多分。。。」
「それでも、親は子どもの事が心配なのよね。
だから つい口を挟んじゃうんだと思うけど。」
「まあ、親の気持ちも分かるんですが。」
「じゃあ、子どもの考えている事が知りたい時はどうすれば良いの?」
「それは、自分の子どもの友人の親に聞くと良いですよ。」
「えっ、そうなんだ。」
「学校の事を 自分の親に喋る子がいるから、
友人の親に、それとなく聞くのがいいんじゃないですかね。」
「わかった。そう伝えるね。どうもありがとう。」
なるほど、そうだったんだ。
反抗期の心理を、詳しく説明してくれてありがとうね。
でもね、カイト君、
相談してきたのは、君のお母さんなのですよ~
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