叔父のこと① 60年代の大学生 | いつか。。。

いつか。。。

タイトルを変えました

今日は、古い記憶を辿って書いてみたいと思います。

 

私が、3歳か4歳頃の記憶なので、

かなり曖昧なのですが。。。

 

 

 

 

私は、母と一緒に東京の祖母の家に遊びに来ていました。

 

その頃私は、

東京からかなり離れた地方に住んでいましたし、

私が住んでいた処は、小さな田舎町だったので、

東京という大都会は、見る物全てが驚きでした。

 

 

祖母の家に滞在していたある日の夕方、

私と母は、車で都心に向かいました。

 

その時、車を運転していたのは誰だったのか?は

あまり記憶に無いのですが、

 

母の1番下の弟~私の叔父を、大学まで迎えに行ったのです。

 

その頃叔父は、後楽園に程近い大学の学生でした。

 

 

 

正門の前に車を停めて、私達は叔父を待ちました。

 

既に日は暮れていましたが、

大学の周りは明るくて賑やかでした。

 

少し待つと、門から大勢の学生が出てきました。

 

田舎育ちの私から見ると、

とても大勢の学生が門から出て来たのを覚えています。

 

 

そんな大勢の学生の中から、

母は叔父をすぐに見つけました。

 

「あっビックリマークシンジロウだビックリマーク

 

母は、すごく嬉しそうでした。

 

そして、

 

「やっぱり、シンジロウが、1番カッコイイわね。」

 

と言ったのです。

 

 

当時の私は、あまりにも小さくて

「カッコイイ」の意味すら分からなかったと思いますが、

 

「シンジロウ叔父さんは、カッコイイのだ。」

と思ったのでした。

 

シンジロウ叔父さんは、その時、

白いハイネックのセーターを着て、黒縁の眼鏡をかけていました。

 

 

東京には、暫く滞在していましたので、

きっと他にも楽しい事があったに違いないのに、

 

不思議と この日の事だけを、鮮明に覚えています。

 

(明日に続きますチューリップ黄チューリップオレンジチューリップピンク

 

 

 

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