スピーカーをスタンディングオベーションで迎え入れる今回のKO-EN
新しい講演の形に参加できたこと、すごく新鮮で嬉しかったです。
齋藤正明氏
「会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ」
まず、漁船に乗る海の男の格好をして登場されたのには
驚きました。
元バイオ企業の研究者でマグロの鮮度の研究をされていたとの事
研究がなかなか進まない時、上司に「マグロ船に乗って来い」と言われ
40日間の過酷なマグロ船での生活をする羽目になってしまったそうです。
そこで学んだこと。
それは狭い船内、限られた生活環境の中で、
いかに船員たちがイキイキと働けるか。
コミュニケーションのとり方を船長がどう工夫しているか
その仕組みについてでした。
それは
「あきらめる」ということ
あるもの
いる人で解決する
短所より長所を見てあげて
できない人をできるようにするのではなく
できない人はできること(得意とすること)をさせてあげるということ
物事は全体を見ることが大事であり
その場その場の言葉自体が贈り物になる。
だから、
以前は100万あった報酬が30万になっても
マグロ船に船員が乗り続けるのは
船長のそういった心遣いが
船員の働き甲斐となる。
要は適材適所で社員を配置できる企業は
すばらしいと言うことでしょうか。
とても勉強になりました。
<豆知識>
マグロ漁で一般的な延縄漁
延縄漁は距離をわかりやすく説明すると
名古屋から富士山までだって
約150kmの仕掛けを6時間かけて流して
12時間かけて回収するという過酷な作業。
6:00~12:00 仕掛け作業
12:00~15:00 休憩(睡眠・食事など)
15:00~ 3:00 回収作業
3:00~ 6:00 休憩(睡眠・食事など)
これが40日間だもん。すごいよね。
よくやくざ映画で強面のおじさんの台詞に
「マグロ船に乗せるぞ」ってあるけど・・・
ひょっとしたら刑務所よりキツイんじゃないかな~。
犯罪者を反省させるにはいいかも・・・なんて思ったりして(苦笑)
船長が大変か(笑
甘い考えのどこぞの政治家さんを乗せてもらっては?
なんてね。
齋藤正明氏のHPはこちら