第四回精神保健福祉ボランティア講座 | 「素顔のままで」ニコのひとりごと

「素顔のままで」ニコのひとりごと

パパは慢性肝炎、ニコは双極性障害の治療中(減薬し始めました❣️)息子(30)と子宮頸がんワクチン副反応と闘う娘(28)は治療を続けながらも無事結婚したよ❤️そして愛犬のそら(4歳♀)当たり前じゃない今の生活、1日1日を楽しく笑顔で過ごしています❣️

いよいよ今回で最後の講座になりました。

       (※障害者→障がい者となっていました。)


今日はまず、「精神障がい者」とは。

と、再度認識を確認することから始まりました。

やはり、ボランティアのサポート対象のほとんどが

統合失調症の方であるため

その病についての勉強です。


疾患と障害が共存しているため

体調の変化が相互作用して極端にあらわれる。


生活障害・・・日常生活のしづらさ

        家事や金銭面において思ったようにできない

認知障害・・・就労での問題

        人づきあいがうまくできない。

        スムーズな会話ができない。


精神障がい者を苦しめるもの

 ★社会の偏見 

  「身内に精神障害者がいることを人に知られたくない」

 ★内なる偏見

  「自分がこんな病気になってしまって(なってしまうなんて)・・」

  認めたくない自分に苦しめられる。


        ↓

 希望や生き甲斐をもちづらくなる。

 社会生活に参加できなくなる。


最近の統合失調症の方

50% 自立した生活を送っている

25% 地域の中で生活をしながら治療している。

15~20% 長期入院(社会的入院)

今後の課題は長期入院患者の方も地域で生活しながら

治療していくことができるような社会づくり。


現在は薬物療法、リハビリテーション(デイケア)で

かなり多くの患者さんが地域の中で暮らしながら

治療をしていくことができるようになっている。

(ノーマライゼーション)

さらに『統合失調症』について

正しい理解を広め、社会の偏見をなくしていくことが

必要である。


今回でボランティア講座を開くのは3回目だそうです。

地元主体の精神福祉ネットワーク

名古屋でも初となるらしいですが

『メンタルネットきた』の紹介もありました。

活動拠点となるメンタルクリニック、福祉施設などが

連携して立ち上げたネットワークだそうです。

そして、ボランティア団体「かけはし」はボランティア講座を

受講した方たちで運営されています。


後半はグループディスカッション。

私は自己紹介でざっと、RFL活動にもふれ

このボランティア講座を受講した経緯を話しました。

精神障害者にとって、特に病気を気軽に

相談できる施設が少ないこと

ネットでの交流が私を救ってくれたことなども話しました。


病気は違うけれど、どんな病気に対してもみなが気軽に

悩みを相談できる施設がもっと身近に必要だと思いました。


今回私が嬉しかったこと

それは隣に座っていた「家族会」に入っている方(男性)が

私がうつ病の「内なる気持ち」との闘いや

「薬を飲むな」と今でも言い続ける親との闘いを打ち明けたら


「はいはいって聞き流してね、夜しっかり薬を飲みなさいよ」

って、いたずらっぽく笑いながら言ってくれたの。

ご自身のこどもさんは統合失調症で大変なのに

私を心配してアドバイスまでしてくださる

その方の優しさに感動しました。


ボランティアの仕事はバザーの手伝いが主な仕事らしく

そんな優しい方がいる施設なら

私も手伝いに行きたくなりました。

ボランティアとしてもいいけれど

スタッフとしても働いてみたいな。

私はバザーの作品づくりなんて得意かも!!

な~んて気がついたりしてねっ。


来月からいろんな施設の見学、体験があります。

さっそく申し込んでしまいました。


善意の押しつけではなく、寄り添う形での活動。

『自分のペースで生きていこう。

          自分に誇りをもって生きていこう。』


ちょっといい出会いがありました。