『事実ではないことを言う』ことを 

『嘘をつく』と言いますね。 

 

でも、『嘘』というのは 

『人をあざむこうとして 

意図的に事実ではないことを言う』 

ものだと思いませんか?

 

本人が事実だと思い込んでいる場合 

『嘘』とは言いにくいですよね。 

 

以前【子どもを『信じる』って?】の投稿で 

 

子どもの認識は
まだまだ幼い部分があるので 
本人は本当のことを話しているつもりでも
事実と異なる場合がある。 
 
たとえば 
「A君がランドセルで叩いた」 
と言うけど 
実は並ぶ場所が狭くて
ぶつかっただけだった、みたいに。

 

とお話しましたが 

本人は本当のことを話しているつもりなんですから 

これを『嘘』と言うと 

本人は傷つきますよね泣

 

こういった事実と認識のズレは 

経験や体験が少ないがゆえに 

起こる事もあれば 

 

心のフィルターを通る時に 

心で感じたことが 

事実として変換されてしまう場合もあるんですびっくり

 

 

 

これは、うちの母の話ですが 

犬の散歩に出ようと思ったら 

「公園で、10匹くらいの犬に取り囲まれたことがあるから気をつけて!」 

と言うんですねアセアセ

 

でも今までそんなことはなかったし 

母も足が悪いので 

自分が犬を散歩に連れて行ったことはないんです。 

 

じゃあどうしてそんなこと言うの? 

と推理してみると 

 

母はもともと心配性なので 

「犬が散歩中に何かあったらどうしよう」 

と考えているわけです。

そこに恐らく 

よく見ているテレビに 

犬が取り囲まれている映像が映し出されたのでしょう。 

 

その犬とうちの犬が 

母の頭の中で重なってしまったんですね爆  笑

 

 

 

こんなふうに 

心配や恐怖などの

強い感情が心の中にあると 

 

実際に起こったことが 

別の出来事に

すり替わってしまうことがあるんです。 

 

心って不思議ですね〜 

 

母には嘘をついているつもりは全くありません。 

というか、母の中では、

それがすっかり事実として

認識されているんですね。 

 

ではこんな場合、

どうしたらいいんでしょうか!?

 

 

 

感受性の強い人に

こういった現象が起きやすいようです。 

 

お子さんの場合、いかがですか?

 

これまでに、

『明らかに事実と異なる認識をしていたことがある』

というお子さんには特に

『嘘と決めつけない』

配慮が必要かもしれません。 

 

もし心の中で事実が変換されていることがわかったら 

まずはその子が感じている 

不安、恐怖、心配、怒りなどの感情に

寄り添ってあげましょうラブラブ

 

「〇〇が嫌だったんだね」 

「〇〇が辛かったんだね」と。 

 

無理に

「それは違うよ」

と言っても 

心が癒されていないと 

受け入れることができません。 

 

自分の想いが受け止めてもらえて 

自分の心が癒されると 

自分の認識が間違っていたことに

気づく場合もあります。

 

感受性の強い人には 

・優しい

・よく気がつく

・人の気持ちがよく分かる

などのよいところもあります✨ 

 

もし思い込みが修正できなかった時には 

もっと他の良いところを

しっかり認めてあげることで 

 

心が感じるネガティブな感情を 

和らげてあげるといいですよウインク