会津鉄道[会津田島駅]の保線基地にてDE10 1180と連結されるC11 207です。
その脇を野岩鉄道所属の6050系が通り抜けていきます。
深夜の輸送を終え会津田島駅にて一休みするSL「大樹」。
会津鉄道の非電化区間など会津若松駅への牽引は
JR東日本・郡山車両センター所属のDE10へ引き継がれる事に。
中途半端となってしまうのですが、
会津田島から北上する様子のレポとなります。
下今市から会津田島への回送の様子はこちら。
2017/07/06 SL「大樹」会津若松への旅路・その1
http://ameblo.jp/nikko-utsunomiya/entry-12292317559.html
会津田島駅に到着したSL「大樹」回送。
C11 207とDE10 1099が朝日を浴び朝を迎えます。
下今市機関区でもこの様に綺麗な並びになることは稀でしょうか。
仮眠した後に会津鉄道に乗って会津若松駅へ。
会津若松駅へ到着。
バラエティ豊かな気動車が会津地方の中心駅らしさを感じさせます。
お馴染みの東北色、良い感じに汚れている国鉄色の気動車たち。
新潟・秋田地区にはこれら国鉄時代の気動車を置き換える
電気式気動車「GV-E400系」の導入が発表されましたが、
磐越西線を走る719系も含めて
会津若松駅を彩る車両たちはそう遠くない内に変わりゆくのでしょうな。
会津若松駅から伸びる大通りを走るバスたち。
特徴的なバスのカラーリングはその地域の顔でしょうか。
麺や「大一(たいいち)」さんにて「会津山塩チャーシュー麺」を美味しく頂く。
会津若松の駅から結構歩きますが、
厚切りのチャーシューはトロトロ、
シンプルな塩ラーメンですが縮れ麺とスープの相性も好みでした。
会津若松駅へ戻ってくるとDE10 1180が入線。
先に出発するかな?会津鉄道にて湯野上温泉駅へ向かいます。
会津若松の市街地から山の中へ。
街道に連なるかつては茅葺き屋根だったと思われる民家。
カーブを曲がりトンネルを潜るたびに変わってゆく景色。
会津鉄道の車窓は眺めていて飽きないですなぁ。
列車は湯野上温泉駅へ到着。
湯野上温泉駅でしばらく待っていると…先程のDE10 1180が到着です。
SL大樹を出迎えるために会津鉄道へDE10が入線。
現在はJR東日本の総合軌道検測車の"East i-D"が
会津鉄道の検測を行っているそうですが、
それ以前においては、
DE10がマヤ34形を牽引して検測を行う通称「マヤ検」が行われていたそうです。
もしかするとそれ以来のDE10入線となるのかも?しれませんね。
茅葺き屋根の駅舎と雄大な小野岳。
どの季節に訪れても湯野上温泉駅は絵になりますなぁ。
DE10 1180は湯野上温泉駅を出発。
後を追って会津田島へ向かいます。
会津田島駅へ到着したDE10 1180はC11 207と連結。
北と南からやってきたDE10が会津田島駅にて出会います。
ディーゼル機関車と蒸気機関車が連なる光景は
ちょっとした機関区の雰囲気ですw
C11 207の回送はDE10 99からDE10 1180へ託される事に。
同じDE10の1000番代、
2機が建ち並ぶと仕様の違いが良くわかります。
新車の様なピカピカな東武鉄道所属の1099号機。
かたや工臨などで活躍する汚れの入った1180号機。
なんとも対象的な画となりました。
わざわざJRからDE10 1180が会津田島へ訪れたのは、
保安装置であるATSの違いがあった様です。
東武鉄道へ譲渡されたDE10 1099には
新宿へ直通運転を行うスペーシアなどと同様に
JR東日本の首都圏で主に使われている"ATS-P"形には対応している様なのですが、
会津鉄道の非電化区間や会津若松駅方面で使われている、
"ATS-PS"形には対応していないとの事。
なので郡山車両センターに所属するDE10が
わざわざ会津田島まで訪れSL大樹の輸送を引き継いだ、
という事…らしく。
私は夕方に帰宅してしまったため、
その様子を眺める事は出来なかったのですが、
会津鉄道・会津線における回送は7月6日の夜から翌朝にかけて行われ、
終電後の線路を閉鎖後、
保守車両扱いとして会津若松駅へ回送されました。
2017年7月9日
会津田島駅でのSL大樹お披露目の様子はまた別記事にて(;´∀`)